永田裕志、SSPW初参戦に「時代がどうめぐってもストロングスタイルはなくならない。永遠のテーマ」

 初代タイガーマスク(佐山聡=左)と握手を交わす永田裕志
 記者会見に出席した(左から)平井丈雅代表、間下隼人、初代タイガーマスク(佐山聡)、永田裕志、スーパー・タイガー
 9・26後楽園大会で永田裕志(中)とタッグを組むスーパー・タイガー(右)と、タッグ対決する間下隼人
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 「プロレス・ストロングスタイル」(9月26日、後楽園ホール)

 ストロングスタイルプロレス(以下SSPW)に初参戦する新日本プロレスの永田裕志が、スーパー・タイガー(SSPW)と組んで間下隼人(SSPW)、関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)組と対戦することが30日、東京・市ケ谷で開かれた記者会見で発表された。

 永田は「リアルジャパンプロレスの頃からいろいろ動いていたんですが、ようやくこのタイミングで尊敬すべき佐山(聡)先生(初代タイガーマスク)の団体に出場することがかないました。大きな喜びをもってこの会見に臨んでおります。カードに全く不足もありませんし、全く戦ったこともない選手たちですから、どういう発見、目覚めがあるか非常に楽しみにしております。新日本というより永田裕志をそのままぶつけるだけ。今回(化学反応を)披露できたら面白い」と意気込みを述べた。

 初代タイガーマスクは新日本の大先輩で、団体名にはストロングスタイルが冠されている。

 永田は「ストロングスタイルは新日本の伝統であり戦いを表す言葉ですが、2000年代の後半から一時期、禁句のような雰囲気になりかけました。新日本が1回脱皮しなければならない時期だったので。そうはいってもお客さんが戦いを求めている現状は変わっておらず、新日本でストロングスタイルの戦いが消えたことはなかったと認識している。時代がどうめぐってもストロングスタイルはなくならないと感じている。26日にリング上で披露できたらと思っている。僕自身も今も追求しながらやっている。プロレスのリングで戦う上で永遠のテーマ。26日にリング上で披露できたらと思っている」と、ストロングスタイルへの思いを熱く語った。

 スーパー・タイガーは「初めてお会いしたのはまだ素顔の時、約20年前に船上パーティーでご一緒させていただいて写真を撮りました。今回ともに戦える喜びを感じていた矢先に、大学の同級生から連絡が来て、永田選手、大学の先輩でした…」と、自身が日体大出身であることを問わず語りに告白。

 「弟さん(永田克彦)ともMMAの練習をさせていただきましたし、僕自身、思いの深いタッグになります。永田選手に対して何を見せられるか、ストロングスタイルをどう感じてもらえるか。しっかり自分自身の思いを込めて戦いたい」と試合に向けて語った。

 間下は永田とのタッグ対決に「少しうれしい自分がいる。青春時代の思い出のパズルがどんどん埋まっているというか。ただ、それだけじゃ終わらねえぞという思いが強くある。しっかり傷跡、爪痕、ダメージを残していきたい。ここ3年4年の勢いをエネルギーに変えて、永田裕志選手に真っ正面からぶつかっていきたい」と意気込んだ。

 なお、関根は東海道新幹線が台風の影響で運休したため欠席した。関根のコメントは次の通り。

 「僥倖。ストロングスタイルとMMA。入り口は違うが出口は同じなのではないか?と思っている。永田選手とスーパー2人をボコボコにした上で俺が永田選手からフォールを取るのが理想。シングルでやりたかったが間下と組むのならば納得する。1年前タイトルをかけて死力を尽くして戦った相手だけに、つながっている部分はあると思う」

 平井丈雅代表の要請で、関根に代わって出席したと主張する初代タイガーマスクは「永田選手は僕の後輩ですから。新日本プロレスの理想を敢行できる選手です」と永田に期待していた。

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