井上尚弥 防衛戦に意気込み 挑戦者・ドヘニーへV宣言「KO、判定どちらも準備している」
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9月3日、有明アリーナ)
モンスターにビッグプランが急浮上した。ダブル世界タイトルマッチの記者会見が31日、横浜市内で開かれ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=、挑戦者のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=、尚弥と契約する米大手プロモーション「トップランク」のボブ・アラムCEO(92)、尚弥が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(59)らが出席した。会見終了後、取材に応じたアラム氏と大橋氏は、来年にもボクシングの聖地である米ラスベガスで、尚弥の防衛戦を行う計画が進行していることを明らかにした。
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尚弥は昨年6月、同門の中嶋一輝を倒したドヘニーが対戦をブチ上げた際には「まさか戦うわけないだろう」という気持ちだったと打ち明け、今は「すごくいいパフォーマンスを仕上げて来て、非常に怖い試合をする選手という印象がある」と、警戒心を示した。
21日の公開練習では「判定決着は許されない」と話したが、この日は「体も見るからにデカいし、当日も僕以上にリカバリーをしてくると思う。そんな相手だからこそKOしたいと思うし、ボクシングの魅力はKOだけじゃなく判定決着になっても伝えられると思う。KO、判定どちらも準備はしている」と、より詳しく真意を語った。