ドヘニー 前日計量クリアし井上尚弥とにらみ合い「レディ!」大橋会長も警戒「ドネア、ネリ以上に一発のパンチの重さはある」
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(3日、有明アリーナ)
ダブル世界戦の前日計量が2日、横浜市内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=は55・3キロ、挑戦者のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=は55・1キロでクリアした。
ドヘニーはフェイスオフで尚弥と約15秒間にらみ合い、さらに距離を詰める緊迫の場面もあったが、その後は笑顔で握手を交わした。セレモニー終了後、ドヘニーは「レディ!(準備万端)」とだけコメント。尚弥の所属する大橋ジムの大橋秀行会長は、大幅なリカバリーで知られるドヘニーの作戦を「後半になると厳しいんじゃないか。そう(前半勝負)なってくると思う」と予想し、「ドネア、ネリ以上に一発のパンチの重さはあるんじゃないか」と警戒を強めていた。