大相撲元前頭の照強が格闘技デビュー 巌流島で韓国の筋肉男をパウンド葬「ケンカ屋としてのプライドある」

 ウィ・ソンオ(右)と殴り合う照強(C)巌流島
 ウィ・ソンオ(下)のバックを取る照強(C)巌流島
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 「格闘技・巌流島バーチャルサバイバル2」(7日配信)

 大相撲の元前頭で、今年3月に引退した照強(29)が、格闘技初戦で韓国のマッチョマン、ウィ・ソンオと無差別契約3分3ラウンドで対戦し、2ラウンド1分43秒、パウンドでTKO勝ちした。

 身長169センチ、体重115・6キロの照強に対し、ウィは178センチ、128・1キロと体格では上。序盤の殴り合いでは劣勢だった照強だが、テイクダウンすると背後からパウンドを落とす。ブレーク後、場外転落ポイントを1ポイントずつ奪い合って、1ラウンドは終了した。

 2ラウンドに入ると、照強はまず場外転落ポイントを奪い、押し倒すとパウンドを落とす。ブレーク後、両膝に手をあててガス欠気味だった照強だが、またもや押し倒すとバックマウントからパウンドを雨あられと降らせ、角田信朗レフェリーが試合を止めた。

 照強は「根性だけは負けないぞという気持ちで。ケンカ屋としてのプライドありますから。1ラウンドが終わって深呼吸した時、自分でゾーンに入ったのが分かった。パンチもらってもいいなと思う気持ちで突っ込んで、後ろに着けるように。(ウィは)疲れてるし動けないでしょ。恐怖より楽しさが勝っている。楽しさしかないですね」と勝利の弁を述べた。

 ウィはボブ・サップが「柔術とかレスリングをやっていて、メチャクチャ強い」と推薦してきた韓国のネット番組で人気のボディービルダー。「パンチで失神させる」と豪語していたが、照強のパンチに散った。谷川貞治プロデューサーによれば、拳と足を骨折していたといい、ウィは1ラウンドに照強のカーフキックで足が折れたことを明かした。

 また、谷川氏は10月19日に横浜BUNTAIで新たな格闘技イベントを開催することを発表した。

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