那須川天心の弟・龍心 タイトル挑戦の前哨戦は2回KO勝ち 格闘技界を「気のいい場所にしたい」

 「キックボクシング・RISE」(8日、横浜BUNTAI)

 ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」が開催され、ボクシングの那須川天心(帝拳)の弟・那須川龍心(18)=チームテッペン=がスーパーフライ級3分3回戦(延長1回)でシン・ジョンミン(18)=韓国=と対戦し、2回27秒でKO勝ちした。

 昨年大みそか、RIZINでのMMAデビュー戦で2回TKO勝ちしている相手だけに、取りこぼしは許されない。身長164センチの龍心より10センチ高い相手だが、試合は圧倒的だった。

 1ラウンドから自分の距離で戦い、膝を効かせると左ボディーで最初のダウンを奪取。終了間際に左ボディーでダウンを追加する。2ラウンドに入るとすぐさま左ボディーでトドメを刺した。

 龍心は「顔とかでキレイにスパッと倒したかったけど、しっかり倒すのは次のタイトルマッチまでお預けということでお願いします」とマイクアピール。

 「格闘技界にはすごい暗いニュースが多いけど、そういう話題で盛り上がるんじゃなく、上に引っ張る力の人を信用して。自分もしっかり、応援してくれる人たちを上に引っ張っていって、(格闘技界を)気のいい場所にしたい」と、責任感をにじませた。

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