GLORY世界王者ペッチが来日してリングイン 12月の世界トーナメントV宣言「強さ証明して勝つ」

 「キックボクシング・RISE」(8日、横浜BUNTAI)

 ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」が開催され、世界最大のキックボクシング団体であるGLORYの世界フェザー級王者で、7月に原口健飛(ファッシネイトファイトチーム)の挑戦を退けたペットパノムルン(ペッチ)・キャットムーカオが来日してリングインした。

 RISEとGLORYが共催する65キロ以下の世界トーナメント(12月21日、幕張メッセイベントホール)に向けて、ペッチは「このトーナメントに参戦できることが大変うれしい。全力を尽くして挑みたい。最強の戦士の中の一人として戦えるのは非常に光栄で、その中で強さを証明して勝っていきたい。12月の試合を心から待ち望んでいる。素晴らしい試合をお届けします」とスピーチした。

 この日は世界トーナメントの対象になる試合が3試合、組まれた。

 RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズ(オーストラリア)はRISE同級4位の麻火佑太郎(フェニックス)から右ハイでダウンを奪うと1回2分22秒、右ストレートでKO勝ち。内定している2位の白鳥大珠(チームテッペン)はファーパヤップ・GRABS(タイ)を1回1分43秒、右ボディーでKOした。出場権をかけた一戦はスーパーライト級1位のイ・ソンヒョン(韓国)がRISEウエルター級王者の中野椋太(誠至会)に後半、地力の差を見せ、判定2-0で勝利した。

 チャドはリング上で「一戦一戦自分と妻の未来のために戦っている」という思いがあふれて涙を見せた。

 試合後の記者会見では、初のKO負けを喫した3月のミゲール・トリンダーテ戦で相手の方が当日、体が大きかった経験から練習や食習慣、減量方法を見直したことを明かし、「週1日は休んで泳いでいるし、赤身肉をより食べるようにしている。減量も少しずつ落とすのではなく、直前に落として計量後に体を大きくしている」と具体的に説明。「誰であれ泳ぎはサメ(チャド)より得意じゃないと思う。12月のトーナメント、必ず勝つことを約束します」と優勝を宣言した。

 この日の結果も踏まえて、現時点ではペッチ、トリンダーテ、原口、白鳥、チャド、ソンヒョンの出場が確定もしくは確定的。残り2枠は一両日中に発表される予定だ。

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