ノアの小田嶋大樹がデビュー「三沢さんと小橋さんに負けないぐらい感動が与えられる選手になりたい」 日大レスリング部出身

 デビュー戦を終えた小田嶋大樹
 デビュー戦を終えて師匠の本田多聞氏(右)にねぎらわれる小田嶋大樹
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 「プロレス・ノア」(14日、後楽園ホール)

 新人の小田嶋大樹(おだしま・だいき=24)が第1試合で、昨年7月15日にデビューした先輩の大和田侑(24)を相手にデビュー戦を行った。

 丸刈りで赤いショートタイツとサポーター、白いシューズ姿の小田嶋は、レスリング出身らしく、手四つからバックを取ったり、タックルを決めたりとスピーディーな攻めを見せる。

 ショルダータックル、ボディースラム、すくい投げとプロの洗礼を浴びるが、上腕パンチの連打、ドロップキック、スタンドからグラウンドに移行する肩固めと反撃。バックに回ってジャーマンスープレックスを狙ったが切られて暗転する。

 高いショルダースルーから新人殺しの逆エビ固めを決められ、一度は腕を立てて脱出を図ったが、リング中央に引き戻されてギブアップした。

 デビュー戦を終えた小田嶋は「ようやくデビューできて、本当にうれしいですけど、自分はまだまだ全く全くかなわなかったので、勝てるように集中していこうと思います。序盤で息が上がってしまって、最後付いていくのがやっとだったんですけど、最後の最後自然に出たのがずっと教えていただいていたことだったので、でもまだまだ決めきることもできないので、技としてしっかり仕上げるようもっともっと練習しようと思います。教えていただいたことは出せたんですけど、うまくできなかったと思います」と振り返った。

 放送席で見守った師匠の本田多聞氏には「ここまで指導していただいてありがとうございます。これからももっと自分が活躍する姿を見せたいと思うので、これからもよろしくお願いします」とメッセージ。目指すレスラー像として「私は三沢さんと小橋さんに憧れてこのリングに来たので、そのお二人に負けないぐらい感動が与えられる選手になりたいと思います」と意気込んでいた。

 小田嶋は2001年3月14日生まれ、東京都狛江市出身。身長165センチ、体重75キロ。小3の時にDVDで三沢光晴-小橋健太戦を見て、プロレスラーを志す。小4でレスリングを始め、日大藤沢高~日大レスリング部で活躍。2017年JOCジュニアオリンピックカップ男子フリースタイル63キロ級3位、2019年秋季東日本学生選手権・新人戦男子フリースタイル65キロ級5位などの実績を残した。

 日大在学中にノアの新弟子試験を受けるも不合格となり、本田多聞レスリングスクールでコーチをしながらトレーニングを重ねた。2023年11月、「拳王チャンネル」で行われた新人オーディションで唯一人合格し、ノアに入門した。

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