王者・門口佳佑「格闘技をやっている意味を一から考え直した」RISEフェザー級タイトルマッチ調印式

 「キックボクシング・RISE」(10月20日、後楽園ホール)

 「RISE182」の記者会見が20日、都内で開かれ、RISEフェザー級タイトルマッチで対戦する王者の門口佳佑(29)=EX ARES=と挑戦者で2位の安本晴翔(24)=橋本道場=が調印式を行った。

 2度目の防衛戦に臨む門口は、3月にK-1との対抗戦で軍司泰斗に延長判定で敗れてからの再起戦となる。「3月に負けてから自分を見直して、徹底的に自分のレベルを上げて作ってきたので、それを見せるだけかなと思います。なんで自分は格闘技をやっているんだろう、なんで対戦相手に勝ちたいんだろうという、核の部分ですね。格闘技をやっている意味を一から考え直して」と、根本に立ち返ったことを打ち明けた。

 安本については「このベルトを安本選手が持っていてもいいと思う。チャンピオンとしてどういう人間に持っていてほしいとかという僕の理想像がある」と、実力も人間性も高く評価した上で「今は僕のなんで、誰にも渡さない気持ちです」と防衛を誓った。

 安本は「RISEに参戦して2年でようやくタイトルマッチまで来られた。門口選手にバチバチ向かっていきたい。僕の方が(ベルトが)似合う気がします」と戴冠宣言。口ベタで知られるだけに「毎回こういう記者会見とか、リングに上がって発表する時は緊張して声が震えます。それは克服したい」と苦笑いしていた。

  ◇  ◇

 ミニフライ級(49キロ以下)王者の小林愛理奈(23)=FASCINATE FIGHT TEAM=は今回からフライ級に挑戦していくことになり、韓国KTK52キロ以下級王者のビョン・ボギョン(28)=韓国=を迎撃する。

 通常体重は49キロという小林だが、「(フライ級リミットの)52キロは全然問題なくいけるかなと思っている」と述べ、現王者のテッサ・デ・コム(23)=オランダ=に対しても「52キロで一番強い相手だと思うが、自分が見ているところはもっと上。テッサを普通に倒します」と攻略に自信を見せた。また、過去3戦全敗のアトム級王者・宮﨑小雪(21)=トライハード=について「階級上で世界一になっても最後は絶対にやらなければならない相手。最後は絶対にやり返したい」と、4度目の正直に意欲を見せていた。

  ◇  ◇

 女子フライ級2位で女子ミニフライ級3位のAKARI(20)=TARGET=が引退すること、今大会で引退式を行うことが発表された。

 AKARIは昨年5月から引退を考えていたといい、「体に心が追いついていかなくて、復帰戦に向けて練習していたけど、どうしても格闘技を素直に楽しめなくなってしまった。つらさを含めて楽しいと思えていたことが、そうじゃなくなった」と理由を説明した。今後は「新しい夢に向かって頑張って動いている」としつつ、「今もキッズの練習を指導していたりするので、格闘技にはずっと関わっていけたらと思う。RISEとは切っても切り離せない」と希望していた。

 AKARIの戦績は10勝(1KO)3敗。一番の思い出には2021年5月16日の寺山日葵戦(判定負け)を挙げていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス