大橋秀行氏、リカルド・ロペス氏、井上尚弥がセレモニー 大橋氏「2人とリングに上がれることがとっても不思議でとってもうれしい」

 写真におさまる(左から)井上尚弥、大橋秀行氏、リカルド・ロペス氏(撮影・佐々木彰尚)
 観戦する(左から)リカルド・ロペス氏、井上尚弥、大橋秀行会長、井上真吾トレーナー、井上拓真(撮影・佐々木彰尚)
 観戦する大橋秀行会長(右)とリカルド・ロペス氏(撮影・佐々木彰尚)
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 「ボクシング・フェニックスバトル122」(25日、後楽園ホール)

 7試合全てがミニマム級の興行が開催され、セミファイナル前に元WBC・WBA世界ストロー級(現ミニマム級)王者の大橋秀行・大橋ジム会長、大橋氏から1990年10月に後楽園ホールでWBC王座を奪取して21度防衛したメキシコの名王者リカルド・ロペス氏、大橋氏が育てた4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥、漫画家でJBスポーツジム会長の森川ジョージ氏が出席してセレモニーが実施された。

 大橋氏からは、自身が育てた元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋勝重氏が制作したネックレスをロペス氏に、森川からは漫画「はじめの一歩」の主人公・幕の内一歩とロペス氏が対戦しているイラストの原画がロペス氏に贈呈され、WBCからは大橋氏とロペス氏に記念ベルトが贈られた。

 大橋氏は「34年前にベルトを取っていったモンスターと、大橋ジムのモンスターと、2人と一緒にリングに上がれることがとっても不思議でとってもうれしい。34年前は負けてとっても悲しかったけど、今はとっても幸せです」と晴れ晴れとした笑顔。

 ロペス氏は「この場所に立てることをたいへんうれしく思います。いつもこの場所を思い出します。私は世界チャンピオンになった思い出の場所だからです」と喜び、「井上モンスターは素晴らしい選手です。これから未来をたくさん作られることでしょう」と、尚弥にエールを送った。

 尚弥は「今日ロペスさんに初めてお会いしました。大橋会長とロペスさんと後楽園ホールのリング上に立てることはとても光栄です」と歴史の重みを感じた様子。「12月に試合を予定していますので、期待していただければうれしいです」と、次回の防衛戦もアピールしていた。

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