RIZIN・榊原信行CEOが大会を総括 2・9キロ超過のアーチュレッタに「呼ぶ価値がない」

 「RIZIN.48」(29日、さいたまスーパーアリーナ)

 全試合終了後、榊原信行CEOが大会を総括するとともに、今後について語った。

 大みそかの2・8キロ超過に続き、フェザー級に体重を上げたにもかかわらず2・9キロ超過したフアン・アーチュレッタ(米国)については「体重オーバーしてあんな結果しか出せないのなら、呼ぶ価値がないとプロモーターとしては思ってしまう」と苦言を呈した。一方で圧勝したラジャブアリ・シェイドラエフ(キルギス共和国)を称賛し、「圧倒的な試合をして無傷で終わってるので、名古屋でいいんじゃないかと思います」と、11・17名古屋大会出場に前向きだった。

 RIZINバンタム級の新王者となった井上直樹(Kill Cliff FC)の初防衛戦に関しては「次のタイトルマッチが大みそかでいいと思う」とし、「誰と向き合うのかしっかり考えた上で、ファンの皆さんに納得してもらえるカードにしたい」と、挑戦者選びには慎重だった。

 第1試合で木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)を1回1分48秒でKOしたカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)が、記者会見で「たとえば10月末にRIZINがボクシング(に準じたルール)の試合をするのであれば、朝倉未来が出るのであれば、もう一度、ボクシング(に準じたルール)で戦いたい」と話したことについては「初耳ですね」と当惑していた。

 11・17名古屋大会参戦が発表された前RIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)については「拘留されていた嫌疑も全部晴れて無罪になってるので、刑を終えて出てきたわけではない。アゼルバイジャンの日本大使とも話をして、スポーツ大臣もすごく楽しみにしていると言っていた。悔しさを11月に見せてもらいたい」と期待した。

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