「格闘技・ＦＩＧＨＴ　ＣＬＵＢ　２」（１０月５日、ＡＢＥＭＡ　ＰＰＶ　ＯＮＬＩＮＥ　ＬＩＶＥで有料生配信）

　ＹＡ－ＭＡＮ（２８）が主催するオープンフィンガーグローブ着用のキックボクシングイベントの、第２回大会の公開練習が３０日、東京・秋葉原で行われ、メインイベントで対戦するＹＡ－ＭＡＮと木村“フィリップ”ミノル（３１）が丁々発止の舌戦を展開した。

　昨年１１月に行われた第１回大会では、メインでＹＡ－ＭＡＮと朝倉未来が激突。ＹＡ－ＭＡＮがパンチ連打を浴びせて１回１分１７秒、ＫＯ勝ちする衝撃の結末となった。

　公開練習ではＹＡ－ＭＡＮがスパーリング、木村がミット打ちを披露し、フェイスオフも行った。ＹＡ－ＭＡＮは「意外とちっちゃいなと思って。改めて見て。全然デカくないですね」と挑発的にコメント。

　計量後に食べる物を聞かれた木村が「ステーキ。５～６００（グラム）ぐらい」と答えると、ＹＡ－ＭＡＮは「炭水化物をいっぱいとった方がいいんで。肉はそんなエネルギーにならないんで、意味ないと思います」とバッサリ。木村は「精神的な力になると思うんで。闘争心を上げていこうかなと」と反論した。

　フィニッシュについて、木村は「左か右のフックどっちかが当たると思います」と、フックでのＫＯを宣言。ＹＡ－ＭＡＮが「カーフキックで終わらせようかなと思います。心が弱いんで、完全に征服したいんで。気持ちを折りたい」と答えると、木村は「カーフキックはあまり分からない世界の話なので、なるべくなしにしてほしい。気持ちよくやりましょうね」と泣きを入れたが、ＹＡ－ＭＡＮは「気持ちよくカーフキックで終わらせます」と容赦なしだ。

　木村は体も腕も脚も見せない服装で公開練習を行い、「ちっちゃいとか言ってるけど見せてないんでまだ、当日ビックリされるなっていう」とかましたが、ＹＡ－ＭＡＮは「ＴｉｋＴｏｋライブで見たので大丈夫です。彼女と上半身裸で。おすすめで流れてきて、ホントにムカつきましたよね。マジで１ラウンドで終わらせてやると思いました、アレ見た瞬間に」と、リア充な木村への敵意が増幅した様子。

　ＹＡ－ＭＡＮは「今回は終わった後、気持ちよく飲みに行きたい。土曜日だし。スカッと勝ちたいですね。１０月、指名してる子が誕生日なんですよ。ＴｉｋＴｏｋで見たら５億ぐらい売り上げ上げたいって言ってたんで、少しでも貢献できればなって思ってますね」と、女性が接待してくれる飲食店での祝勝会を宣言したが、木村は「僕は彼女とプライスレスな時間を過ごしたいと思いますんで」と勝ち誇ったような笑顔を浮かべ、ＹＡ－ＭＡＮは「ブッ殺します」と通告した。

　観客との質疑応答では、観客席に潜伏していた関係者から、木村に質問が集中した。

　ブレイキングダウン関係者からは「今後ブレイキングダウンで試合に出たいという意志はないか」と聞かれ、「もちろんあります」と即答。「ベアナックル戦も見ました。めちゃくちゃスリリングで、あれこそなかなか最近見ないような危ない試合だなと思ったので、ぜひ出たいなと思いました」と前向きで、初代バンタム級王者の井原良太郎（２８）との対戦を打診されると「誰とでもやりたいという気持ちなんで、どんどんやっていきましょう」と快諾した。

　総合格闘家のＫＩＮＧレイナ（２８）からは「今日ストリートスタイルってことで服着てると思うんですけど、実際やってますよね？」と意味深な質問を投げられ、木村が「やってるとは何をですか？」と聞き返すと、「今話題になってるアレはどうかな～と思って聞きに来た感じなんですけど」と、ドーピング疑惑を追及。木村は「やってないです。とうの昔にやめました、そういう…」と口を滑らせ、レイナに「やってたんだ」とツッコまれると、「やってた時期もあるかもしれない」と言葉を濁していた。