中谷潤人 盟友オラスクアガにKO宣言 米合宿で秘密兵器準備「統一戦に向けてアピール」

 公開練習前、ベルトを肩にファイティングポーズを見せる中谷潤人(右)とアンソニー・オラスクアガ
 練習を公開した中谷潤人
2枚

 「ボクシング・Prime Video Boxing 10」(14日、有明アリーナ)

 2度目の防衛戦を行う中谷潤人と、10代半ばからの盟友で初防衛戦に臨むアンソニー・オラスクアガが9月30日、相模原市のM・Tジムで公開練習を行った。中谷は26日に帰国した米国合宿で1ラウンド200発以上のパンチを出す特訓を課せられたといい、試合の鍵となる3種類のマル秘パンチを用意していることを明言。オラスクアガは唯一の敗戦を喫した相手で、10月13日にWBC世界フライ級王座決定戦に臨む寺地拳四朗(32)=BMB=へのリベンジマッチをブチ上げた。

 中谷は米国合宿のスパーリングについて、トレーナーのルディ・エルナンデス氏からラウンドごとにテーマを与えられ、「ノーガードでやってみろとか、手数を200発以上出せとか、いろいろ刺激的なテーマを投げてくれた」と振り返った。

 200発は「出せなかった。90何発しか出せなかったので、腕立てしろと言われました」と照れ笑い。シャドーでは3分間で200発出せるが、スパーリングでは「いろいろな工夫をしながら出していくと、数は少なくなっていきます。実戦なら相手の形も動きますから」と補足した。

 ペッチについては「けっこうファイターでガンガン前にくる。キャリアのある選手だなと思っている」と印象を述べ、「3発くらいキーになるパンチを意識して練習しているので、そういったところをお見せできたらと思っています。(内容は)シークレットで」と、秘密兵器の存在を明かした。ルディ氏から言われたパンチと、中谷自身が思っているパンチがあるという。

 中谷は「また違う中谷潤人、サウスポー対の中谷潤人で強さをお見せできたらと思っている。統一戦に向けてアピールできるよう集中してやっていきたい。そういう(KOにつながる)アクションをしっかり起こして行って、そういった形につなげるように行動していきたい」とKO宣言。

 今回はオラスクアガとの王者としての競演とあって「今日はベルトをお互いに持ちながら来て、そういった光景もなかなかないなというふうに思うので、一緒にまた勝って喜びたい」と、2人そろっての防衛を誓っていた。

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