シュートボクシング・海人の対戦相手キリアはセーム・シュルト家の居候だった「10年ほど一緒に練習した」

 「シュートボクシング」(13日、後楽園ホール)

 『SHOOT BOXING 2024 act.5』のメインイベント、71・0キロ契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限Rで世界スーパーウエルター級王者・海人(TEAM F.O.D)と対戦する初代GLORYライト級王者ダビッド・キリア(ジョージア)が、2005~07、09年のK-1ワールドGPを制したレジェンド、セーム・シュルト(オランダ)の居候だったことが5日、分かった。

  ◇  ◇

 キリアは2012年5月のGLORY旗揚げ戦に出場し、2014年3月にアンディ・リスティをKOして初代GLORYライト級王座を獲得。その後はKunlun Fightでスーパーボン、ONEでジョルジオ・ペトロシアン、シッティチャイ、タワンチャイら世界的な強豪と対戦し、GLORYライト級1位のエンリコ・ケールにはKO勝ちしている。

 キリアは自身の経歴について「もともと私は9歳の時にジョージアで芦原空手を始めて、19歳からオランダに住んで、約10年ほどセーム・シュルトと一緒に練習していた。一時期はシュルトの家に居候していたこともあるんだ」と、仰天の過去を打ち明けた。シュルトは4度のK-1ワールドGP優勝の他、GLORYの初代世界ヘビー級王者でもあり、総合格闘技でもPRIDEやUFC、猪木祭などで活躍したレジェンドで、キリアはその神髄を吸収していることになる。

 海人については「今まで戦ってきた相手の中でも強い部類に入る選手だ。まだ若いにもかかわらず技術レベルが高く、勝ちに飢えている選手だ。距離の取り方、プレッシャー、テクニック…すべてにおいて素晴らしいと思っている。立ち技格闘技の次世代を担うファイターだと思うし、歴史に名を残す選手にもなるだろう。トップ10という言い方をするなら、そこに入る選手、入ってもおかしくない選手だと思う」と高く評価している。

 一方で、海人のKO宣言には「彼は若い選手だから、そういった野望を持つことはとてもいいことだと思う。でも私はこれまで世界トップ選手たちと何度も戦い、一度もKOされたことがない(注・ボディーやローでのKO負けはあるが、顔面攻撃でのKO負けはない)。海人のように試合前に『俺がキリアをKOする』と息巻いていたヤングボーイは、誰もそんなことはできなかったし、何もできないまま試合終了のゴングを聞いていた。きっと海人も試合当日に私が言っていることの意味を肌で感じるだろうし、私から彼に言っておきたいのは『ちゃんとガードは上げておいた方がいいぞ』ということだね」と斬り捨てていた。

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