来年4月引退の里村芽衣子が東京女子参戦 山下実優をデスバレー葬「私の目の前に立つヤツ出てこいよ!」
「プロレス・東京女子」(6日、後楽園ホール)
前プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優の直訴で、来年4月の引退を発表している大物の里村芽衣子が参戦し、メインイベントのタッグマッチで激突した。
両者は2017年8月26日の後楽園ホール大会で一騎打ちを行い、里村のスリーパーホールドで山下がレフェリーストップ負け。里村の引退会見を見た山下が甲田哲也代表に直訴し、今回のタッグ対決(渡辺未詩、山下組-里村、中島翔子組)が実現した。
7年前は「試合中に勝てないと思った」という山下は、この日は互角の蹴り合いを見せ、スカルキックもヒットさせたが、クラッシュ・ラビットヒートを決めそこなうと中島のトペ・コンヒーロを場外で被弾。リングで里村にデスバレーボム、スコーピオ・ライジング、デスバレーボムとたたみかけられ、18分40秒、片エビ固めで3カウントを聞いた。
里村は「私は来年の4月に引退します。あと6カ月あんだよ!誰かもう一回、私の目の前に立つやつ、出てこいよ!私はこの半年でもう一回来る!待ってるからな!」と再上陸を宣言。バックステージでは「特に山下実優、目の前に来いや。もう一回だよ。待ってるぞ」と呼びかけた。
試合後、鋭い眼光で里村をにらんでいた山下は「絶望を味わうことはなかった。今回闘って本当に倒せるなと思った」と試合を振り返り、自身の成長に手応えを感じた様子。「だからこそ、このままじゃ終われない。絶対にシングルマッチで里村明衣子を倒します」と誓っていた。