那須川天心 初タイトル戦を3日後に控え「世間とも勝負してきたつもり。明明後日しっかり回収したい」

 「ボクシング・PRIME VIDEO BOXING 10」(13・14日、有明アリーナ)

 公式記者会見が11日、都内で行われ、出場する16選手が出席した。

 2日目のセミファイナル、WBOアジアパシフィックバンタム王座決定戦で2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)と対戦する1位の那須川天心(帝拳)は「体調もコンディションも全て良く、全部整えてきました。あとは明後日の計量を待つだけになっています」と絶好調宣言。

 「今回の試合のために、前回しっかりKOで倒した勢いというか流れを引き続きやって来ました。トレーニングだけでなく、世間としっかり勝負してきたつもりです。明明後日しっかり回収していい結果で終わらせたい。那須川天心という現実を皆さんに見せます」と初戴冠を誓った。

 アシロについては「めっちゃクールでカッコいいと思ってもらってると思うので」と天心節をうならせ、「僕はいいヤツだと思いますし、試合前にいがみ合うとかないので、僕たちは尊敬や敬意を持ってしっかりと戦おうと普通に思ってますし、いい試合にしたいなと思います」とさわやかに語った。

 続けて「お互いの意地と意地というか、僕の試合前のイメージなんですけど、前回の試合から、マインドだったり、こういうイメージで生きて来たというのをぶつけるのが格闘技の試合だと思う。しっかりぶつけて、それを合ってる合ってないの確認をするのが試合だと思う。マインドの確認をしたいな思う」と、格闘技哲学を開陳した。

 この試合の先に見据えているものごとに関しては「このベルトを取りあえず取ってから、いろいろ話せると思う。来年のどこかで、(世界バンタム級は)4つ日本人がベルトを持ってるので、その中の誰というのはないけど、全員狙っています」と来年中の世界挑戦を挙げていた。

 アシロは「トレーニングも順調で、減量も問題ない。ぜひ勝ちたい。僕のキャリアにとって重要な試合になる。入念にトレーニングを積んできた結果、僕にいかにスキルがあるかを見せたい」と意気込んだ。

 天心については「とても楽しみでワクワクしている。すぐ隣に天心選手を見て、とてもうれしい。ボクシングスタイルも良く、ファッションもすてきで、ファッションが好きなのも分かったし、コメントから友達を大切にするのも分かった」と好感を抱いた様子だったが、「でも、僕は勝ちたいのでベストを尽くす」と言い添えていた。

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