挑戦者ペッチは対戦相手の中谷潤人ファン!?「中谷はハンサムだと思う。お目にかかれてうれしいしドキドキしている」

 「ボクシング・PRIME VIDEO BOXING 10」(13・14日、有明アリーナ)

 公式記者会見が11日、都内で行われ、出場する16選手が出席した。

 メインイベントでペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)の挑戦を受けてWBC世界バンタム級王座の2度目の防衛戦を行う中谷潤人(M・T)は「この試合に向けてたくさん練習してこられた。体調もバッチリ仕上がっています。引き続きしっかり調整していきたい。サウスポー相手にも強い中谷潤人をお見せできるよう頑張りたい。サウスポーとたくさんしてきた、サウスポーをコントロールする強い中谷潤人を見てほしい」と述べ、ペッチの印象を「身長が高い選手なので減量もきつそう。僕もそうなんですけど」と語った。

 この日は隣席が、互いに統一戦を希望してきたWBA世界バンタム級王者の井上拓真(大橋)。中谷は「統一戦は目指してるので。前の日に拓真選手と堤(聖也)選手がやっているので流動的ですが、チャンピオンとやれれば」とアピールした。

 ペッチは「全力で戦う。当日は面白い試合になることは間違いない。ボクサーは皆、好きな武器や得意な武器を持っているが、出せるとは限らない。展開によってどういう戦いをするか、ぜひ見てほしい」と意気込みを述べ、中谷については「お目にかかれてうれしいし、ドキドキしてます。ハンサムだと思う。当日はリングの上でよろしくお願いします」とファンのように話した。

  ◇  ◇

 6位のプメレレ・カフ(南アフリカ)の挑戦を受けてWBO世界スーパーフライ級王座の初防衛戦を行う田中恒成(畑中)は「今日初めてカフ選手と会って、体調もすごい良さそうですし、いい試合になると思って楽しみにしています。自分も絶好調なので、いい試合を見せたい」と意気込みを述べ、世界戦が7試合並んでいることには「周りにフォーカスしてしまうのは自分のパフォーマンスを出す上で一番怖いことなんで、僕の試合を一番の楽しみに待ってくれてる人に向けて、スピード感のある熱い戦い見せることに集中したい」と冷静に語った。

 カフの印象については「オシャレなカフと書いた服を着てるなと思いました。髪の毛、紫ですよね?僕のおばあちゃんもよく鮮やかなパープルに染めてたので、見慣れているから威嚇にはならない。オシャレにとても気を使う選手なんだなと思います」とジョークを交えて語り、この試合の先に見据えるものとしては「いつも統一戦だのいろんな目標は口にしてるので、今回たくさんの選手が試合する中で、どう目立つかとかこの先何をしたいかということに捕らわれすぎて、自分を見失わないようにこの試合に集中したい。僕も1敗ついてるので、負けから成長したので、改めて強さを示せる相手と戦うのが目標です」と、浮つくことなく語った。

 カフは「100%素晴らしいコンディションでここまで来た。ずっと待っていた試合で、夢がかなった。当日ベルトを取るのは僕です。テクニックとスキルあふれる試合を見せたい。田中は言うまでもなく強い選手なので、お互いが戦えばいい試合になる」と意気込み、田中の印象については「リングで戦ってる姿の印象より実際の方が少し小柄かな。とてもいいヤツだなという印象です」と話した。

  ◇  ◇

 1位のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)の挑戦を受けてWBO世界フライ級王座の初防衛戦を行うアンソニー・オラスクアガ(米国)は「もともと計量に苦しむタイプじゃないので体重も問題なく落ちていて、コンディションもいい。どちらにしても自分かが勝つ試合を見せたい。集中力のある、熱のある試合になると思う。100%自分が誰であるか見せたい。8戦で世界を取れたのは事実。自分は恵まれているとも思うが、長いキャリアが続く中で恥ずかしくない、全身全霊の試合を見せる」と意気込み、「しばらくはベルトは僕の元にある」と長期政権を宣言。

 この試合の先に見ているものを聞かれると「具体的に将来見据えてる物は普段からなく、いつも目の前の対戦相手と目標に向けて動いていくタイプ。ただ黒星が1つついているので、再戦できればいい。勝たないと開けて来ないので勝ちたい」と、唯一の黒星となった寺地拳四朗(BMB)へのリベンジを挙げた。

 ゴンサレスについては「前にも会ったことがあって、初対面じゃないので、特に印象はない。とてもいい人なのは知っている。どちらにとってもチャンスだけど、自分が誰かを見せるいい機会だと思う」と話した。

 ゴンサレスは「とても興味深い試合、クレバーな試合をしたい。体重は全く問題ない。108ポンドで日本に着いた。12ラウンドだけでなく4、5ラウンドぐらい余計にできる体調です。コンディションの良さをみてほしい。いいバージョンにいると思う。108ポンドの時は問題を抱えていた。体重を上げたことでいいパフォーマンスができると思う」と、絶好調をアピール。

 オラスクアガについては「8戦で世界王者になった相手で、私は30戦やっている。何が何でも勝つ、ガツガツしたところで試合したい」と、キャリアの差を強調していた。

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