「ボクシング・ＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯ　ＢＯＸＩＮＧ　１０」（１３・１４日、有明アリーナ）

　公式記者会見が１１日、都内で行われ、出場する１６選手が出席した。

　２日目のセミファイナル、ＷＢＯアジアパシフィックバンタム王座決定戦で２位のジェルウィン・アシロ（フィリピン）と対戦する１位の那須川天心（帝拳）は、記者会見後に囲み取材を受けて、先週、世間を騒がせた２つの案件についての思いを語った。

　４日放送の日本テレビ系「ｎｅｗｓ　ｚｅｒｏ」で、テレビをつけたら大谷翔平選手（米大リーグ・ドジャース）ばかりで皆飽きないのか、という趣旨の発言をしてネット上で波紋を呼んだ件に関して聞かれると「まずその前にＦＲＩＤＡＹなんですけどね、そこが消されちゃったんで、ちょっとアレなんですけど、いろいろにぎわしてはいますよ」と、自ら３日のＦＲＩＤＡＹでの熱愛報道も加えてきた。

　大谷発言とその波紋に関しては、「別に選手に言ったわけではないんで。でもそこだけ切り取られて回されちゃってるじゃないですか」と不本意な面があることものぞかせつつも、「炎上してる。でも僕はいい炎上だと思ってるんで、アレで見てくれる人も多くなったと思うんで、しっかり勝って回収して、次の日のテレビのニュースにしてください」と、たくましく語った。

　ＦＲＩＤＡＹでは２４歳のダンサーとの熱愛が報じられた。天心は報道された時は「ここでやってくるかみたいな。今回（の試合は）ことが順調に進みすぎたんですよ。前回はスパーがめっちゃ調子悪いとか、悩んでいろいろあった。今回なくて、よっしゃこのままだと思ったら、ああいうのが来て、やっぱあるんだなと」と思ったと明かしたが、「でも逆に気合入ったというか、うわーどうしようとは思わないですね。何回も経験してるんで、それも」と、過去の経験で、試合への力に変えられたという。

　夜間のロードワークを２人で行っていたという報道内容には「あんなハッピーなことないですよ、夜に一緒にランニングして」と笑顔だったが、「でも期間が短いんで、どうなるか分からないんですよね、２週間しか付き合ってないのに、あんな早くすっぱ抜かれるかっていう…時がたってないのにあんなに早いかっていうのはありますね」とボヤキ節も。それでも、「ジャブは突き合ってます。距離が大事なんでね」と、交際の段階をうまくボクシングに例えていた。