武居由樹が那須川天心との対戦に改めて意欲「良いタイミングでできたら」リングサイドで大橋会長と観戦

 観戦する大橋秀行会長(左)と武居由樹(撮影・佐々木彰尚)
 試合後、武居由樹とタッチをする那須川天心(撮影・佐々木彰尚)
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 「ボクシング・WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦」(14日、有明アリーナ)

 同級1位の那須川天心(26)=帝拳=は同2位のジェルウィン・アシロ(23)=フィリピン=に判定3-0(97-92、98-91、98-91)で勝利し、キャリア5戦目で初のタイトルとなる地域王座を奪取した。通算成績は5勝(2KO)無敗とした。

 リングサイドでは那須川と同じくキックボクシング出身でWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=が、所属ジムの大橋会長とともにリングサイドで観戦。天心の初タイトル奪取に「もらわない技術、スピード感はすごいなと改めて思いました」と感想を語った。

 試合後、リング上で行われた勝利インタビューでは、天心が「来年中に必ず、那須川対世界、ぜひやりたい。勝ちましたよ、武居くん。そんな感じです」とリング下の武居を見つめて発言。武居は「大橋会長に『リングに上がるぞ』と言われていて、上がる気満々でした」と大橋会長にそそのかされてサプライズで応えるつもりだったが、「ドッキリだったみたいで、まんまとだまされました。行こうとしたら(大橋会長が)『ウソだよ』と」とリングに上がることなく苦笑いを浮かべた。

 武居は9月に行われた自身の防衛戦後から那須川に対戦を呼びかけていた。天心は「トランキーロ、あせんなよ。気長にいきましょう」とじっくりキャリアを積み重ねる姿勢を見せていたが、武居はこの日の一戦を受けて「本当にお互いにずっと言ってるので、良いタイミングでできたら」と改めて対戦に意欲を示した。

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