初タイトル奪取の那須川天心 波紋の大谷発言絡み「超えられそうか?」質問に苦笑い「政治的にも試合的にもない。判定じゃ無理でしょ」

 ベルトをファンに見せる那須川天心
 リングを後にする那須川天心(撮影・佐々木彰尚)
 ファンの祝福を受けながら引き揚げる那須川天心
3枚

 「ボクシング・WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦」(14日、有明アリーナ)

 同級1位の那須川天心(26)=帝拳=は同2位のジェルウィン・アシロ(23)=フィリピン=に判定3-0(97-92、98-91、98-91)で勝利し、キャリア5戦目で初のタイトルとなる地域王座を奪取した。通算成績は5勝(2KO)無敗とした。

 会見では武居の名前を出したことに「お返しです。来てくれたんで報告だけさせていただいた」とし、日本人王者4人の誰とやりたいかと問われ「全員とやりたい。ベルトが欲しいからやるじゃなくて強いからやる。ベルトがあれどなかれど強い。これからどういうふうに組まれるかは楽しみ」と語った。

 4日放送の日本テレビ系「news zero」で、テレビをつけたら大谷翔平選手(ドジャース)ばかりで皆飽きないのか、という趣旨の発言をしてネット上で波紋を呼んだ件に絡み、「報道の大きさで大谷を超えられるか?」と問われると、「(大谷選手は)勝ったんですか?まあ政治的に無理でしょうね(笑)。政治的にも試合的にもないじゃないですか(笑)。テレビ見る人はKOが好きですから。判定は無理でしょ」と、話した。

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