那須川天心が来秋世界王座初挑戦へ 来年2月と6月に2試合を挟んでから

 14日に有明アリーナで行われたWBOアジア・パシフィックバンタム級王座決定戦でジェルウィン・アシロ(フィリピン)に判定勝ちして新王者となった那須川天心(帝拳)について、所属する帝拳ジムの会長で大会をプロモートした本田明彦氏が15日、都内で取材に対応し、来秋、世界タイトルに初挑戦させる方針を明らかにした。

 本田氏によれば、12月に渡米してスパーリング中心のトレーニングを敢行。来年2月と6月で2試合を行って、順当に行けば来秋、世界王座に挑戦する。当初は3年、10試合での世界挑戦というプランだったが、8試合に短縮されることになる。

 同大会で2度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)は、井上拓真(大橋)のWBA世界バンタム級王座陥落で統一戦プランが軌道修正を余儀なくされる上に、中谷が強すぎて挑戦者選びも難しくなっていることから、米国で防衛戦を行う可能性もあるという。

 また、13日にWBO世界ライトフライ級王座決定戦を制して新王者となった岩田翔吉(帝拳)が、12日に新IBF世界同級王座となった矢吹正道(LUSH緑)との統一戦をアピールし、矢吹はWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)戦をアピールしているが、本田氏は岩田-矢吹戦、オラスクアガ-矢吹戦とも、実現に前向きな姿勢を見せた。

 そのオラスクアガに、13日にWBA王座を防衛したユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBC王座決定戦を制して2階級制覇を達成した寺地拳四朗(BMB)と役者がそろってきたフライ級で、統一戦を行っていく方針も示していた。

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