有罪判決のエンセン井上が謝罪 麻薬成分入りチョコは米では合法と説明「健康のために食べていた」日本で「たぶん違法」覚悟も「調べるべきだった」反省

 米国から麻薬成分を含むチョコレートを密輸したとして麻薬取締法違反(輸入)で逮捕され、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を受けた格闘家のエンセン井上ことイノウエ・エンセン・ショウジが15日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、経緯を説明し、謝罪した。

 エンセンは「基本的な内容はニュースでいったとおり、法律に違反しましたね。法律にダメなものをもってきました。覚醒剤の中の(成分)入ってますね。それで結局ニュースとしては覚醒剤を輸入したことになっている」とし、「アメリカで(自分が食べた)チョコレートは微量のマジックマッシュルームをいれてる。微量だから幻覚というより健康のような量が入ってる。だからチョコ食べた時に味もないし、知らない間に20分経ったら筋肉リラックスして筋肉痛なくなってすごくいいものだった。自分としては。あの時ね。健康のために食べていた」。知り合いの格闘家から数珠を作ってあげたお礼としてハワイの実家に送られてきたことでチョコレートの存在を知り、米国では合法で安全と聞き、悩まされてきた腰痛がとれたことから、「日本に持ってきたいなと思った」という。ただ、「それが一番間違いだった。(日本の)法律にダメと分からなかったというと嘘になる。日本は法律が厳しい。マジックマッシュルームが100%違法とは思わなかったが、たぶん違法だろうと思った。自分の性格はギャンブルの人、挑戦する人。大丈夫だろうと思って持ってきた。でもダメだろうと思ったら自分の責任で調べるべきだった。日本の法律、入管の事とか色々舐めないで。こんな状態になるとは思わなかったんだけど、まさか麻薬関係と思わなかった。全然健康なものだったから。ダメだったら入管でとられるぐらいと思っていた」と、語った。

 判決などによると4月18日、麻薬成分を含むチョコレートバー6個を米ハワイから国際郵便の小包でさいたま市内の自宅に郵送。5月22日には麻薬成分を含む板チョコ4枚をキャリーケース内に隠して成田空港着の飛行機に搭乗し、密輸入したという。

 エンセンは判決後、埼玉県内の自身のジムでトレーニングや選手の指導を行うなど格闘家の生活に戻っているという。

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