那須川天心 来秋にも世界王座に初挑戦へ 初のカット経験も「憧れてはいました。そこで生きるなら顔に針を通そうと」
14日に行われたWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦を制して新王者となった那須川天心(26)=帝拳=について、所属する帝拳ジムの会長で大会をプロモートした本田明彦氏(77)が15日、都内で取材対応し、天心を来秋にも世界王座に初挑戦させる方針を明らかにした。
本田氏によれば、12月に渡米してスパーリング中心のトレーニングを敢行。来年2、6月と試合を行い、順当なら来秋に世界挑戦するという。
天心はアジア王座を返上して来年の世界初挑戦を目指す考えを試合後に表明しており、この日の一夜明け会見では「仕組みも分かんないんで、これ(アジア王座)をゲットして挑戦権みたいな感じだと思うので、流れに任せる」と話した。
また、前日に初のカットを経験したことについて「格闘家っぽいというか、顔に傷がある。憧れてはいました。格闘技って一番大事なので、そこで生きるなら顔に針を通そうと思います」と格闘家としての思いをのぞかせ、「またすぐ体を動かしたいな」と笑顔を見せていた。