スーパールーキー2人がKO競演 ハマのタイソン・田中空は2戦目でランカー狩り 尚弥2世・坂井優太は体重超過男を一蹴

 2回TKO勝ちした田中空(左)と、父の田中強士トレーナー
 2回TKO勝ちした坂井優太
2枚

 「ボクシング・フェニックスバトル123」(17日、後楽園ホール)

 大橋ジムから今年デビューしたアマエリート四天王のうちの2人、田中空と坂井優太がプロ2戦目に臨み、そろってKO勝ちした。

 ハマのタイソンの異名を取る昨年の全日本王者・空は、東洋太平洋11位のチャン・サーラー(タイ)と148ポンド契約8回戦で激突。1ラウンドから得意の接近戦で、上を細かく打ってから空間を作って強烈なボディー、アッパー、フックを入れていく。

 2ラウンドに右フックで最初のダウンを奪い、ロープに詰めてメッタ打ちにするとレフェリーが試合をストップ。2回1分42秒、TKO勝ちでデビューから2連続KO勝ちを収めた。

 初の8回戦でランカー狩りに成功した空は「いいチャンスをいただいたので、絶対に落とせないなと必死こいて練習した。あまい長いラウンドやりたくなかったので良かった。いい感じで2戦終わったと思います」と笑顔で答えた。

 1試合前には井上尚弥二世の呼び声も高い2022年世界ユース優勝の坂井優太が登場。54・0キロ契約8回戦でスジャリッチョン・スランパイ(タイ)と対戦した。

 前日計量でスジャリッチョンが1・3キロ超過し、当日計量で58・0キロ以内なら試合を行うことで両陣営が合意。スジャリッチョンは58・0キロジャストでクリアした。

 大橋秀行会長から「2戦目でプロの洗礼を受けたな」と言われたという坂井だが、試合では危なげなく、1ラウンドに右フックでダウンを奪い、2ラウンドに左フックでダウンを追加。左フックで2回1分18秒、TKO勝ちした。

 初の8回戦を2ラウンドで終えた坂井は「もうちょっとやりたかった」と苦笑していた。

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