照強と巌流島マッチの城戸康裕「押し出さないでね!かなうワケないでしょ!絶対無理!」 JMAEXPO旗揚げ戦
「格闘技・JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(19日、横浜BUNTAI)
MMAのRIZIN、異種格闘技の巌流島、グラップリングのQUINTET、立ち技のK-1が賛同して立ち上げられた“日本格闘技の総合博覧会”イベント第1弾の前日記者会見が18日、横浜・関内で行われ、出場全選手が出席した。
大相撲の元前頭三枚目で、今年6月に断髪式を行った照強と巌流島ルールで対戦する2008年のK-1ワールドMAX日本王者・城戸康裕は「マジで6日なんですよ、決まったの。昨日の夜まで中国にいましたし。街で声かけられて出るような感じですからね!」とスクランブル出撃を強調。「オープンフィンガーグローブ使ったことない。グラップリングやったことない。閉所恐怖症。矢地くんに乗っかられた時、何も絞められてないのにタップした。あと押し出し。かなうわけないでしょ!力士でしょ!?絶対無理!」と、押し出し、寝技ありの巌流島ルールへの準備不足を猛アピールだ。
城戸は「寝技と押し出しで負けた場合、ウィキペディアには絶対に載せない!押し出しはやらないよね!寝技で勝ってもしょうがないでしょ!立ち技でお願いします」と照強に訴えた。
照強は「決まったのが直前にもかかわらず、体重差にもかかわらず、受けてくれた城戸選手には感謝しかありません。終わったらウマイちゃんこでも両国で食べましょう」と友好的だったが、城戸の押し出し無しという懇願を「盛り上げるという意味でノーコメントで」とはぐらかし、「寝技は15秒我慢したら立てるんで」とアドバイスを送ったが、城戸は「押し出さないでね!押し出したら誰も面白くないよ!」と訴え続けていた。
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K-1のカルロス菊田プロデューサーは「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」(以下JMAEXPO)の趣旨は、日本の格闘技を盛り上げていくことであると説明した。
巌流島の谷川貞治プロデューサーは「(準備を)やり始めたのも9月に入ってから。この短期間でよくこれだけいいメンバーで、明日を迎えられるのが奇跡だと思う」と話し、「日本人が作る格闘技のイベントは一番面白いと思う。それを明日は世界に見せつけたい」と抱負を述べた。
大会の模様はU-NEXTで生配信される。