内藤大助氏がフライ級ホープの吉良大弥と対面 左フック受け「ヤバいぞ、メチャクチャ重たい」
ボクシングの元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏(50)が18日、都内の志成ジムで、今年6月のデビュー戦だけでWBA世界フライ級15位にランクされたホープ・吉良大弥(21)=志成=と、ABEMAのYouTube番組の収録を行った。
吉良のミット打ちで相手を買って出て、マスボクシングも行った内藤氏は「めちゃくちゃいいね!フックいいね!痛いよ!」と、その最中から吉良に感心しきり。
「機械のように正確な動きで、無駄な動きがなくぶれない。コンピューターというか。すごくキレイなボクシング。ハートも強いと思う」と絶賛。吉良の得意な左フックを受けて「一発で分かった。これはヤバいぞ、めちゃくちゃ重たいよ」と舌を巻き、性格面も「ナイスガイだよね。人として魅力もあるし」と褒めちぎった。
今後に向けて「国内チャンピオンは実力でなれます。世界チャンピオンには運も必要だと思っていて。実力はもちろん、全部備わっていて取れる。交渉があったり、自国で(タイトルマッチを)やるならお金も必要。そういうのを引き寄せる選手としての魅力を付けるのもボクサーの仕事だと思う。必要なものをどう集めるかは自分次第。急がず、キャリアをいっぱい積んでいってほしい。石橋をどんどんたたいてからタイトルに挑戦してほしい」と、アドバイスを送った。
吉良は「ホントにテレビの中の人って感じが強いです。緊張しました」と、幼少期のヒーローと出会った感想を述べ、「楽しくやってくれていたし、こちらも楽しかったです。僕はすごい人見知りするタイプなんですが、親しみやすくて話しやすかったです」と笑顔。番組収録も「大人の世界という気持ちが一番。慣れないとなと思います」と新鮮だったようだ。
なお、内藤氏独特の変則的なスタイルも「いろんなことをやろうという、人と違うので参考になる。採り入れたいです」と導入に意欲的だったが、内藤氏は「一言『やるな』と」と、おすすめできないようだった。