WBA・WBO世界王者の松田恵里がWBC王者と統一戦 「必ず3本のベルトを持ち帰ってくる」

 鳥海純会長(左)のミットにパンチを打つ松田恵里
 WBC王者との3冠統一戦が発表されたWBA・WBO世界女子アトム級王者の松田恵里(左)と鳥海純会長
 WBC王者との3冠統一戦が発表されたWBA・WBO世界女子アトム級王者の松田恵里
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 「ボクシング・WBA・WBC・WBO世界女子アトム級王座統一戦」(現地時間11月23日、独ハイデルベルク)

 WBA・WBO世界女子アトム級王者の松田恵里(30)=チーム10カウント=が、WBC王者のティナ・ルプレヒト(独)と統一戦を行うことが23日、都内で発表された。

 松田は1月12日にWBA・WBO王者となり、ルプレヒトは同13日にWBC王者となった。その時点から「私の中で意識はあった。そうなったらいいなとずっと頭で描いていた。イメージして10カ月過ごしていた」と、統一戦を意識していたという。女子初の3団体統一に「何事も初はすごくうれしい。強い選手と戦えるのも、評価が高い選手と戦えるのも楽しみ」と、やる気まんまんだ。

 また、初の海外試合についても、鳥海純会長に希望していたといい、「勝たなかったらただ行っただけ。必ず3本のベルトを持ち帰ってくる」ときっぱり。完全アウェーだが「アウェーで戦ったことがないから、すごく楽しみ。自分のことを知らないと思うので、知らない人たちの中で戦えるのがすごく楽しみ。どんな反応が返ってくるのか、すごく楽しみです」と、ずぶといところを見せた。外国人選手との試合も初めてだという。

 ルプレヒトの印象については「シンプルに強い。なんでもできる。前に出ても良く、下がってもいい。パワフルで、コンパクトにも打てる。オールラウンダー。来るだけじゃなくいろんな距離でできる」と述べ、「ハイペースな戦いになると思います」と予想した。

 時差対策など海外マッチに備えて、9月には2週間のメキシコ合宿を敢行し「不安を一つ取り除けて、いい準備ができている」と手応え十分。

 「海外選手とスパーリングする中で自分の良さがより明確になって、それを武器にして戦うのがベストかなと。比較的なんでもできると思っているので、全てを駆使して戦いたい。いいパンチをもらわず、動き続けられるか、相手の距離にならないことが重要」と、ルプレヒト攻略へのキーを明かした。

 同大会ではIBF王者・山中菫(22)=真正=も防衛戦を行うとあって、松田は「この流れで行けばそうなるのかな」と4団体統一戦も視野に入れつつも、「そこにたどり着くためにもまずはここに勝つのが明確な目標。できた先にまた次が見えるのかなと思います」と堅実に語っていた。

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