26年引退の棚橋 理想は「引退までにIWGP世界ヘビーにたどり着く」所属全選手との対戦構想も明かす【一問一答】

 新日本プロレス社長で現役選手でもある棚橋弘至(47)が、来年の1・4東京ドーム大会でハウス・オブ・トーチャー(HOT)のEVIL(37)と一騎打ちを行うことが23日、決定的になった。棚橋はこの日、都内で記者会見を開き、14日・両国国技館大会で発表した2026年の1・4東京ドーム大会での引退について改めて思いを語ったが、乱入したEVILが来年のドームでの対戦を要求。質疑応答でEVILとの決着戦を望んでいた棚橋も、渡りに船とばかりに受諾した。

 以下、棚橋弘至との一問一答。

  ◇  ◇

 (冒頭あいさつ)

 「一番に思い出すのは防衛して、エアギターをして、愛してますを言って、コーナーに上がって、一人一人の喜んでくださっている顔が見えて、プロレスラー冥利(みょうり)に尽きる光景でした。その光景が何度も僕をよみがえらせてくれたと思います。レスラー生活は毎日、全感情がフル稼働していました。

 今後についてですが、できるだけ多くの場所で試合をしたい。所属選手全員とシングルマッチできたら」

 -中邑真輔選手(米WWE)、柴田勝頼選手(米AEW)との対戦は。

 「同じ時代を本当に生きて来たライバルなので、いろんな問題をクリアできれば」

 -家族からの反応は。

 「両親からは『あんた小さい体でよう頑張ったね』と言われました」

 -これまで多くの先輩の引退を見てきた。

 「その度にその選手との戦いとか道場とかの思い出がよみがえって毎回泣いていたんですけれども、自分に関しては湿っぽくならない、最後に笑顔でいられたらいいな」

 -所属全選手と戦うということは、シングル王者とも戦うことになる。

 「引退試合までにIWGP世界ヘビーにたどり着く。引退試合がIWGP世界ヘビーで、勝ってしまったら現役続行って言うかもしれないし(笑い)。そういうのが理想の引退です」

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