IBFバンタム級王者・西田がタイの選手と12・15初防衛戦 「勝って次は統一戦」新パンチも習得へ

初防衛戦への意気込みを語った西田凌佑
初防衛戦への意気込みを語った西田凌佑(左)と枝川孝会長
試合への意気込みを語った(左から)谷口将隆、西田凌佑、国本陸、竹迫司登
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 ボクシングIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28)=六島=が12月15日に大阪・住吉スポーツセンターで同級14位のアンチャイ・ドンスア(28)=タイ=と初防衛戦を行うことが29日、発表された。大阪市内で会見した西田は「いい内容で勝ちたい。勝って次は統一戦に向かいたい」と意気込みを語った。

 16戦16勝(7KO)の相手について「打ったら打ち返す、そういうところは強みだと思う。でも自分のボクシングをすれば勝てる」と分析。地元にこだわり、住吉での世界戦が実現し「住吉は六島ジムが昔から使っているので、そういうところで世界戦ができるのは光栄」と話した。

 試合はU-NEXTで配信される。同社の矢田公司スポーツ本部長が「華々しくKOで勝ってもらえれば」とリクエストすると、枝川孝会長は「今、武市トレーナーと取り組んでいるパンチがある。これができればKOできる。ただそれをやらないのが西田。違うところに考えがあるみたいで打たない」と明かした。9戦9勝1KOの“ミスター判定”西田は「全力でKOします」と押され気味に返答し「今は打てていないが、自分も打てば倒せると思うのでこれから試したい」と話した。

 12月24日には井上尚弥とサム・グッドマンの試合が組まれるなど注目カードが相次ぐ。西田は「4団体のバンタム級チャンピオン中でも存在感がないので、存在感を示したい」と気合を込めた。統一戦への思いも「先日(WBC)中谷潤人選手の試合を見て、パンチ力、スピードが速くて、すごくやりたいと思った。3人の中で一番やりたい。評価が一番高い選手とやりたい」と熱い。14日にWBOアジア・パシフィックバンタム級王者となった那須川天心についても「統一戦ができないなら那須川選手とやりたい」と話した。

 そのほかWBOアジア・パシフィックミドル級王者・国本陸(27)=六島=が竹迫司登(33)=ワールドスポーツ=の挑戦を受け、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者・タノンサック・シムシー(24)=タイ=は谷口将隆(30)=ワタナベ=との防衛戦が組まれた。

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