朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ（ブレイキングダウン）」の第１４回大会（１２月８日）に向けたオーディションが公開された。“孤高の闘神”冨澤大智の再登場を巡り、大乱闘が繰り広げられた。

　一時は６連勝を飾り、バンタム級のエース的存在だった冨澤だったが、今年６月のＢＤ１２でバンタム級王者の井原良太郎に敗れ、消息不明となっていた。「ご心配をお掛けしました。井原に負けてから、もういいかなって正直思っちゃって、もう無理なんじゃないのかなと思ってたんですけど、また頑張らせていただけたらうれしいです」と挨拶。すると、喧嘩自慢のよーでぃーが「会いたかったよ。冨澤。ＢＤ１１のオーディションの時に俺のこと好きっていってくれたよな。俺も好きだ！」と対戦を求めて動いた。しかし、バンタム戦線で頭角を現している無敗の空手王者のよしきまるが止めに入ると、「邪魔すんな、てめぇ！」と不意打ちで殴打。衝撃的な打撃音が響き渡った。よーでぃーとよしきまるの乱闘が始まった中、冨澤は「よーでぃー。別にやるのはいいんだよ。だけど下手くそな喧嘩の売り方してくんなよ」と諭したが、「不器用なんだよ、しょうがねえだろ」と、訴えた。

　その様子をみていた王者井原は「引退しろだったら、お前」と冨澤を突き飛ばし、今度は冨澤と井原で乱闘に。冨澤と井原が言い争っているところを、イラついたよーでぃーが「お前の相手は俺だって言ってんだろ」と背後から冨澤を叩いて、「空気は読むもんじゃねえんだよ、作るもんなんだよ」と絡み続け、収拾が付かない状況となった。

　しかし、朝倉は冨澤との対戦をかけて、よーでぃーとよしきまるにスパーリングを指示。よーでぃーは不満げに「スパーリングですか？やらないと決まらないんすか？」と問うと、朝倉は「今、よーでぃーって選択肢は俺の中ではないけど」と言い放ち「もしよしきまるくんに勝てるなら、全然決まる。彼無敗なんでね。視聴者がみたいのはよしきまるくんだから」と勝利を条件に出した。

　スパーリングでは激しい打撃戦から徐々によしきまるが蹴りを効かせていくと、カウンター気味のジャンピングハイキックがさく裂。よーでぃーががっくりと膝をついて、ＫＯが宣告された。

　よーでぃーは「くそぅ」と金網を殴りつけて悔しさを露わに。冨澤とよしきまるの対戦が決定した。