東京ドーム・北原CEO、壮大な構想を披露「東京ドームで格闘技の祭典の実現ができたらいい」

 記者会見を行った(左から)緒形健一氏、海人、シーザー武志氏、北原義一氏
 モハメド・ブタザ(右写真)との対戦が決まった海人
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 「格闘技・シュートボクシング」(12月26日、東京ドームシティホール)

 シュートボクシング(SB)のビッグイベント「グラウンド・ゼロ」が「SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2024」として5年ぶりに開催されることになり、25日、東京ドームホテルで開かれた記者会見にSBのエースでSB世界スーパーウエルター級王者の海人(27)=TEAM F.O.D=、SBのシーザー武志会長と緒形健一代表、北原義一・株式会社東京ドーム代表取締役会長CEOが出席した。

 大会を後援する東京ドームの北原会長は「シュートボクシングは立ち技系格闘技を代表する競技の一つ。非常にユニークな形で進化・発展を遂げている」と評価し、「ファイターの皆さんがファンの皆さんの熱い心に火をともしていただけるのではないか。SBの新たな歴史の一ページを飾ることになるのではないでしょうか。私は本当に格闘技のファンでありまして、会長という立場を離れて今からいちファンとして今からワクワクドキドキしています」と期待を表明した。

 「格闘技の聖地・後楽園ホールを擁しております東京ドームといたしましては、シュートボクシング、ボクシング、キックボクシング、ムエタイ、総合格闘技、プロレスといった格闘スポーツ全般、さらにアマチュアスポーツ、そうした分野の成長と発展に会社といたしましても、今後も引き続き貢献してまいる所存でございます」と続けると、「そして近い将来、そんなに遠くない時期、なるべく早いタイミングで、これは希望ですけれども、さまざまな格闘技の分野のさまざまなジャンルのトップファイターの選手の皆さんがこの東京ドームシティに集結していただいて、後楽園ホールや東京ドームシティホールのみならず、これらを皮切りに、5万5000人を飲み込む東京ドームで、格闘技の祭典の実現ができたらいいなというふうに思っていまして、これが私の目下の夢であります。シーザー会長もたぶん同じ夢をお持ちだと思います」と、壮大な構想を披露した。

 「これは何も決まった話ではないので、記事に断定調で記載されることだけはちょっと」と報道陣に釘を刺しつつ、「その夢の実現に向けて、先陣を切るのがグラウンド・ゼロであります」とまとめた。

 シーザー氏も「日本の格闘技を一つに集めて東京ドームでやりたい。ゆくゆいくは東京ドームでやれるようなくらい、格闘技界を成長させていきたい。いろんな格闘技を東京ドームでやっていきたい」と、北原氏の構想に同意。

 THE MATCHで東京ドームの大舞台を経験している海人は「最高な舞台だったのでもう一度立ちたいし、SBの団体一つで満員にできるようにしていくのは選手の成長、強さが必要。必ず立ちますよ、もう一度、シュートボクサーたちで東京ドームに」と、SB単独進出を誓った。

 グラウンド・ゼロは、桜庭和志とキモのMMAマッチを組むなど、SBの公式戦とは異なるバラエティーに富んだカードを提供してきており、「格闘技の祭典」のような趣があるイベント。シーザー氏は「今回もちょっと変わったルールのカードを組んでいきたい」、緒形氏は「さまざまな団体、ルールの垣根を越えたマッチメークをしている。さまざまな夢のあるカードを発表していきたい」と話していた。

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