ドネア似ボクサー・辻永遠が3150×LUSHBOMUと選手契約 目標は「タレントになること」

 記者会見に出席した辻永遠(右)と亀田興毅氏(亀田プロモーション提供)
 記者会見に出席した辻永遠(亀田プロモーション提供)
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 ボクシングの元日本フェザー級・ユース王者で日本スーパーバンタム級4位の辻永遠(とわ=24)=勝輝=が「3150×LUSHBOMU」と選手契約を締結したことが29日、大阪・勝輝ジムで発表された。

 辻は今まで「3150FIGHT」にも「3150×LUSHBOMU」にも出場していないが、亀田興毅ファウンダーは「試合を見させていただて、関係者の話を聞いて、素晴らしい選手だなと思っていました。急成長している選手ですし、キャラクターもある選手なので、今後、『3150×LUSHBOMU』のリングで大暴れしてもらえればと思います」と期待した。

 辻は緊張の面持ちで「自分は亀田ファウンダーをテレビで見ていただけだったので、こうして存在を知っていただいて取り上げていただけることに感謝しております。今後は『3150×LUSHBOMU』で活躍して有名になっていければと思います」と抱負。

 亀田氏から「誰かに似ているって言われることはある?」と振られると「昔から『顔がドネアに似ている』とよく言われます。自分は人の動きのマネをするのは得意なので、ドネアの動きもマネしています」と、5階級王者ノニト・ドネアの名を挙げた。似ていると自覚してからドネアの動きを動画で繰り返し見て、自分のボクシングに取り入れることで左カウンターフックの質が向上したという。

 亀田氏は「ニックネームは『浪速のドネア』で決まり。日本でも知名度あるレジェンドやし、あとは辻選手が実力でニックネームに追い付いていければ、どんどん有名になれる」と、辻の愛称を決定した。

 また、将来の目標について聞かれた辻は「ボクサーとして有名になってタレントになることです。自分は目立ちたがり屋なんで。『3150×LUSHBOMU』の舞台は自分にぴったりかなと思っていました」と、少し照れ笑いしながら仰天回答した。

 堺市出身の辻は大学時代にはボクシングの傍ら、お笑いコンビを結成しM-1への出場も真剣に考えたほどのお笑い好き。学生時代は仲間のマネをしてはよく周囲を笑わせていたといい、「将来は具志堅さんみたいなボクサー出身のタレントになりたい」と語った。

 現在は勝輝ジムにトレーナーとして勤務もしており、「自分がボクサーとして有名になることで、勝輝ジムに多くのキッズや会員さんが入会してくれればいいな」とジム思いの一面も見せた。

 亀田氏は「また『3150×LUSHBOMU』に将来有望な選手が加わりました。実力とキャラクターを兼ね備えた選手が、これからもどんどん増えてくれるといいですね。これからもどんどん素晴らしい選手達を世間の皆さまに知っていただくように頑張ります」と展望を語った。

 辻の戦績は9勝(6KO)1敗。名門興国高校でボクシングを始め、在学中に勝輝ジムに入門。2020年にプロデビューした。唯一の黒星はプロ4戦目の西日本新人王トーナメントで、自身の負傷によるTKO負け。直近の試合では与那覇勇気(真正)に判定勝ちし、6連勝中。右ボクサーファイター。

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