寝坊で記者会見に間に合わなかった安保瑠輝也が仕切り直し会見「日本満喫して帰ろうみたいな気持ちをくつがえしたい」

 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 RIZINスタンディングバウトルール(ボクシングに準じたルール)69・4キロ契約2分8回戦で対戦する安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とライアン・ガルシア(米国)、RIZINの榊原信行CEO、全米で配信するFANMIOのソロモン・エンゲルCEOが3日、東京・明治記念館で記者会見を行った。安保は寝坊で遅刻し、ガルシアはリモート参加と、主役2人が会見場に不在という異例の会見となった。

 安保は記者会見の開始時刻から5時間後、都内で仕切り直しの記者会見を行った。深夜型の生活を午前8時起床に変え、この日も「今日も7時に起きることに成功した」ものの、二度寝してしまったといい、「練習の都合上、(和歌山から東京に)前日入りはできなかった」という。

 ガルシアが記者会見で上から目線の発言を繰り返したことには「気持ちとしては分かるけど、俺は全然負けるとは思ってない。格上とも思ってない」と受け流し、体重超過やドーピング違反などトラブルメーカーで知られるガルシアがそういったトラブルを起こした場合は「リアルにハイキックですね。罰金何億と言われても、守らんかったら蹴るだけ」と警告した。

 11月27日の記者会見については「(ガルシアは)最初はAサイドの気持ちでスカして日本に小遣い稼ぎに行こうかなと思ってたと思うが、アメリカまでいって火を付けることができた。エキシビションだろうが勝負はガチじゃないと意味がない」

 試合の意義を「日本人ボクサーでもできないことをやらせてもらってる。お金じゃなくてそういったところを、現役の世界王者で勝てるわけないと言われてます、そういうことをクリアしていくからこそファイトマネーや選手の価値が上がっていく」と定め、「誰もがつかめないようなチャンスが来てて、やってみないと分からない。いろんなことに挑戦したいし、ファイターとして世界に名前を売っていきたい。ガルシアっていう世界的に名前のある選手を食ってやるという気持ちですかね」と意気込んだ。

 ガルシアは現在、ドーピング違反で来年4月まで1年間の出場停止中。「(ボクシング)復帰に傷つける試合をしたい。ナメた気持ちをたたき折ってやります。小遣い稼いで日本満喫してラーメン食べて帰ろうみたいな気持ちをくつがえしたい」と通告し、「ただ本気の勝負がしたい。それで打ち勝ちたい」と言い切った。

 現在の練習については「2カ月前から和歌山に入っていて、全体的な筋力アップ、細かい部分のボクシングの動きを想定した筋力アップ、スタミナのアップを継続している」、「日本各地からトップ選手をあたって週2回のスパーリングを始めている」、「コーチを付けて水泳も週2回やってます。1プログラム1時間で1・5キロ。池江璃花子選手のコーチをされてた方に指導してもらっています」と説明。

 ガルシアの「穴がある」発言には「準備をちゃんとしているのはうれしかった。穴があるのは当然。でもキックボクサーの俺から見ても、ガルシアのボクシングには穴がある。自分から仕掛けていきます」、「会ったら乳首をひねってやる」発言には「もしやったら、両乳首をひねりつぶしてやります」と、それぞれ言い返していた。

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