「ボクシング・３１５０×ＬＵＳＨＢＯＭＵ　ｖｏｌ．３」（２１日、ツインメッセ静岡）

　プロ２戦目にしてメインイベントに出場し、東洋太平洋スーパーフライ級５位のデンマーク・ケビド（フィリピン）と同級８回戦で対戦する横山葵海（ワタナベ）が３日、東京・五反田のワタナベジムで公開練習を行った。

　横山は２０２２年全日本選手権バンタム級で優勝し、今年７月７日にプロデビュー。中国選手に２回ＴＫＯ勝ちした。今回は世界戦など格上の試合をアンダーカードに、メインの大役を務める。

　横浜は「メインイベントに出場させていただきますけど、変にそれを意識せず、自分の試合に集中できればと思います」と控えめに語り、現在の仕上がりを「スパーリングも順調で、試合までの残りの期間、相手の対策を考えながら追い込んで仕上げていければと思います」と説明。ＷＢＯアジアパシフィック同級王者の川浦龍生（三迫）等と４～６ラウンドのスパーリングを続けてきたという。

　ワタナベジムの町田主計トレーナーは「横山は真面目に練習する選手。ステップや動きは他の選手にはない動きをしますし、十分に才能のある選手だと思います。今後は次の試合を経てタイトルに絡んでいける選手だと思います」と太鼓判を押した。

　横山はこの日、前日本バンタム級王者・富施郁哉（ワタナベ）と２ラウンドのスパーリングを披露。亀田興毅ファウンダーは「横山選手はボクシングがうまい。ポジショニングとか攻撃パターンとか、デビュー２戦目のボクサーの動きではない。これからまた仕上げていくと思うので試合が楽しみです。多くのボクシングファンにメインイベントの横山選手の試合を見ていただければと思います」と期待した。