「プロレス・ストロングスタイル」（５日、後楽園ホール）

　タイガー・プリンセスが、デビュー戦でいきなり大アクシデントに見舞われた。

　セミでジャガー横田、藪下めぐみのＳＳＰＷ認定女子タッグ王座にタイガー・クイーンと組んで挑戦したプリンセスは、各種の蹴りで藪下をけん制し、押さえ込みを高いブリッジで抜けるなどポテンシャルを感じさせる立ち上がりを見せた。

　その後は藪下、ジャガーに対し劣勢となったが、カニ挟みで逆襲。コーナーに飛び乗り、反転してのボディーアタックを狙ったが、うまく反転できずジャガーの脚部に激突。続けてドロップキックを放ったところで戦闘不能となり、エプロンでダウンした。

　レフェリーがドクターを呼び、プリンセスは左上腕をアイシングされ、次いで左腕をつる処置を施された。試合はローンバトルを強いられたクイーンが、ジャガーにジャーマンスープレックスを丸め込みで切り返されて３カウントを聞いた。

　試合に復帰できなかったプリンセスは、コメントできず医務室に直行。救急車が呼ばれ、車椅子に乗せられて救急車に向かった。平井丈雅代表によれば、左肩を脱臼し、左前腕を骨折しているとみられる。リングマットに左手を着いて、全体重がかかってしまったようだという。