王者パントージャは朝倉海に敬意「優れた選手と戦えた」「これがUFCのレベルだ」圧勝で余裕の笑み
「UFC」(7日、ラスベガス)
フライ級タイトルマッチが行われ、元RIZINバンタム級王者の朝倉海(31)=JAPAN TOP TEAM=がUFCデビュー戦で王者アレッシャンドリ・パントージャ(34)=ブラジル=に2回2分5秒一本負けで敗れ、日本人初のUFC王者はならなかった。
パントージャは試合後、リング上では興奮冷めず「これがUFCのレベルだ。ここが最高のレベルなんだ。日本からきて簡単にこのベルトを奪えると思ったか。ここは俺の場所だ。俺の方が強い」と言い放った。
その後、リングを降りてからは余裕の笑みを浮かべながら感想。UFC Japanの公式Xでそのインタビュー動画が公開され、「朝倉のような優れた選手と戦えたことを本当にありがたく思っている」と敬意を示した。続けて、「自分自身を成長させられたし、俺の実力がどれほどかも分かった。朝倉のようなタイプと戦うために、今回の相手を想定してかなりトレーニングを積んだ。かなり成長でき、新たなレベルに達することができたと思う」と満足げにうなずいた。
1回、海はいきなり膝を放ったが決めきれず。左フックを被弾し、ややぐらついた。その後、くっつかれてのグラウンド戦で王者に上に乗られる展開となったが、凌いだ。海は左膝をさく裂させたが、王者はパンチで返していった。
2回はバックをとられて苦しい展開に。グラウンド戦で防戦一方の展開。リアネイキッドチョークを食らって、耐えきれず一本負け。座り込み呆然と勝者の歓喜を見つめた。試合後は観客に向かって手を合わせて謝罪した。