RIZIN王者・鈴木千裕 右拳骨折は「治りました。感覚的に9割、試合で100パーになる」大みそかKO締めを公約

 ミット打ちを披露した鈴木千裕
 ミット打ちを披露した鈴木千裕
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 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 合同公開練習が15日、東京・銀座で行われ、クレベル・コイケの挑戦を受けてRIZINフェザー級王座の防衛戦を行う鈴木千裕、ヴガール・ケラモフの挑戦を受けて同ライト級王座の防衛戦を行うホベルト・サトシ・ソウザ、バンタム級王座次期挑戦者決定戦を行う元谷友貴と秋元強真らが登場した。

 鈴木は傷めていた右手について「治りましたね。間に合って良かった。感覚的に9割、試合で100パーセントになりますね」と説明。記念すべき10回目の大みそか決戦のメインを務めるにあたって「KOで終わらせるのは一番じゃないですか。それを僕はできる。あくまでMMAなんで、組まれても対策できるように積み重ねてきた。今回は僕がやりたことをやれば絶対に勝てる。前回の失敗(クレベルに一本負けも、クレベルが体重超過のため公式記録は無効試合)を見直して約1年ちょい仕上げて来たので、その答え合わせをしますよ」と、KO決着を宣言した。

  ◇  ◇

 元フェザー級王者ケラモフの挑戦を受けるサトシは「彼も(体格が)大きいから、ライト級は(フェザー級とパフォーマンスは)そんなに変わらないと思う」と警戒しつつも、「打撃でもグラウンドでも両方自信あるから、今回は決めたい。今年は柔術を使っていないから見せたい。いつもと同じ、絶対に判定までいかない」と、柔術技での一本勝ちを公約した。

  ◇  ◇

 3大会連続の出場となる秋元は「勝てば来年タイトル狙えるんで、気合は相当入ってるっすね」と明かし、「今回もだいぶ自信あるっすね。(自分も)もともと出ていたDEEPの元チャンピオンなんでリスペクトしてるし、強いのは分かってるけど、自分の方が強いかな。(自分も)寝技うまいほどはいかないけど苦手意識もないし、打撃は同階級の選手に負ける気しないんで。自分は正直グラップラーの方がやりやすいんで、相性はいいんじゃないかと思います」と、元谷越えに自信を見せた。フィニッシュは「左っすね。いつも通り」と予告した。

 17歳下の秋元と戦う元谷は「若いなと、ホント。自分の子供でもおかしくないぐらいの年の差なんで」と感慨を口にした。「最初から寝技もレスリングも打撃もうまいなとホントに思ったので楽しみですね」と秋元を高く評価しつつも「見せつけるというか、試合して分かることだと思うんで。しっかりフィニッシュします」と誓った。

 また、今月初旬に行われたUFC世界フライ級タイトルマッチで防衛に成功した王者アレッシャンドリ・パントージャは元谷の、チョークで一本負けした朝倉海は秋元の、それぞれ同門という関係性もある。

 秋元は「悔しかったというのが一番です」と率直に明かしつつ、「UFCは今目指してないんでアレですけど、自分でも戦えるんじゃないかなと思います」と自信も見せた。元谷は「パントージャとはその前に練習してたんで、いつも通りの動きだったなと思います」と、パントージャの勝利を受け止めていた。

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