IBF王者・西田凌佑 7回KOで初防衛成功 “ミスター判定王者”がデビュー戦以来5年2カ月ぶりKO

 「ボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(15日、HOS住吉SC)

 王者・西田凌佑(28)=六島=が、同級14位のアヌチャイ・ドンスア(28)=タイ=を7回1分37秒KOで下し、5月に獲得した王座の初防衛に成功した。西田の戦績は10戦10勝(2KO)。アヌチャイは17戦16勝(7KO)1敗。

 西田は今年5月にエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ちし、世界初挑戦で王座を奪取。これまでKO勝利が1試合しかなかった「ミスター判定王者」が、19年10月のデビュー戦以来、5年2カ月ぶりのKO勝利で初防衛戦を飾った。初回からシャープな右リードで距離を確保してペースを支配。3回には左ストレートを上下に散らし、無敗の挑戦者を圧倒する。5回には右カウンターで先制のダウン。7回に左ボディーで仕留めた。

 WBC王者・中谷潤人、WBO王者・武居由樹、WBA王者・堤聖也と主要4団体の世界王座を日本選手が独占するバンタム級。那須川天心の参戦もあり、現在最もホットな階級。進化を続ける王者の今後から目が離せない。

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