ボクシングのＷＢＯアジア・パシフィックバンタム級王者でＷＢＡ２位、ＷＢＣ３位、ＷＢＯ７位の那須川天心（２６）＝帝拳＝が１６日、都内で開催された「ＨＥＲＯｓＡＷＡＲＤＳ　２０２４」で、社会貢献活動を評価されて受賞した。

　社会貢献活動のきっかけは大きな話題を呼んだ２０２２年のＴＨＥ　ＭＡＴＣＨだといい、「全員に名前は浸透したかな。そこまでは那須川天心を知ってもらうフェーズだった。そこからは知ってもらうプラスこういうことをやっているんだということを、より深い関わりをしたいということで、シフトチェンジしました」と振り返った。

　次に挑戦したいことを聞かれた天心は「最近編み物にハマってまして、かぎ針で自分の帽子を作って」と意外な告白。つながりたい人を聞かれると「ビートたけしさんにお会いしたいですね。昔からすごい好きで、すごいクールだな、カッコいいな、会って話してみたいなと思います」と、超大物の名を挙げた。

　式典ではレジェンドボクサーの坂本博之氏からトロフィーを贈呈された。パーティーでは元サッカー日本代表の中田英寿さんが隣席だったといい、「昔からインタビューをけっこう見ていた。生放送しか出ないとがってる感じとかいいなというのはあったんで、伝えました」と歓談。「ちゃんと伝えることをしっかりとやって来た方なんで、そこを本人の言葉から聞けたんで、より磨きがかかりそうで怖いです」と笑顔を見せていた。