ラジャ3階級王者・吉成名高 初のOFG着用マッチで初の跳び膝KO「すごくスリリングで楽しかった。濃い時間を過ごせた」

 鮮やかな1回KO勝ちを収めた吉成名高
 オープンフィンガーグローブマッチに初挑戦した吉成名高
 鮮やかな1回KO勝ちを収めた吉成名高
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 「格闘技・シュートボクシング」(26日、東京ドームシティホール)

 シュートボクシング(SB)今年最大のビッグマッチ「SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2024」が開催され、ムエタイ2大殿堂の一つラジャダムナンスタジアムの3階級王者・吉成名高(エイワスポーツ)が、パックチョー・シックンナ(タイ)とオープンフィンガーグローブ(OFG)着用のムエタイルール3分3回戦を行った。

 これがOFGマッチ初挑戦となる吉成は、パックチョーのノーモーションの右ストレートをもらってのけぞり「やばい、もっと集中しないといけない」と思ったり、ハイキックをガードしたつもりがグローブをすり抜けて側頭部をかすめたり、ヒヤリとする場面もあったが、ボディーストレートと三日月蹴りを効かせてパックチョーの意識を下げると、右フックで先制のダウンを奪取。

 最後はパンチに意識を向かせての左跳び膝蹴りで1回2分57秒、TKO勝ちした。跳び膝でのフィニッシュは初めてだという。

 吉成は初のOFGマッチを「すごくスリリングで楽しかった。前回の試合から3週間ということで、調整で不安はあったが、いい勝ち方ができた」と振り返り、「始まるとやっぱり(OFGは)小さいなと。相手のパンチがみづらかったし、ハイキックもいつもはグローブで弾けるのがちょっとかすっちゃった。気をつけないといけないと思った。やってみないと分からないことがたくさんあった。いろいろ学んだことがたくさんあった。すごく濃い時間を過ごせた」と収穫を明かした。

 来年は「変化の年だと思っている。自分に注目してくれるとうれしい」とマイクアピールした吉成は、防衛戦やスーパーファイトとともに、OFGを使用するONE参戦も視野に入れていた。

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