安保瑠輝也が肩すかし食らい苦笑い K-1の悪童がフェイスオフ無視 体重差16・6キロも安保「でかいだけのサンドバッグ。派手にぶっ倒れとけ」
「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
前日計量が30日、行われ「雷神番外地」のメインで朝倉未来軍の大将を務める元K-1ワールドGPスーパーライト級王者・安保瑠輝也(MFL team CLUBes)が81・15キロ、平本蓮軍(BLACK ROSE)の大将で元K-1ワールドGPクルーザー級王者のシナ・カリミアン(イラン)が97・75キロでクリアした。
試合はRIZINスタンディングバウトルール(ボクシングに準じたルール)、100キロ契約2分6回戦で、判定決着ありで行われる。身長200センチのカリミアンと180センチの安保は、計量時点で16・6キロの体重差となった。
計量後、客席に向かってポーズを取った2人は、向かい合ってフェイスオフするよう求められたが、カリミアンが無視。安保の方を向かず、客席に手を振った。肩すかしを食らった安保は、相手の顔をのぞき込んで苦笑いを浮かべた。
カリミアンは英語で「今回はチャンスをいただいてありがとうございます。来年はもっと活動するところを見せたい。応援よろしくお願いします。押忍」と神妙にあいさつ。安保は「対戦相手が替わった中で、今回、俺の試合を見たいと思ってくれてるファンの方がいるんで、全力で闘います」と意気込み「シナ・カリミアンは急におとなしくなって真面目ぶったこと言ってるけど、対戦相手が替わった中で、俺の試合を見たいと思ってくれてる人たちがおって、ただその舞台に用意されただけの、でかいだけのサンドバッグなんやから、あした派手にぶっ倒れとけ」と言い放った。
これに対してカリミアンは「あした俺の拳が語るって。押忍」と反論。「要するに頑張るってことです。まかしとけ」(安保)、「かわいそう」(カリミアン)と舌戦になり、最後は安保が「またあしたな、巨人」と言い残してステージを降りた。