前代未聞の反則応酬 安保に敗戦のカリミアン 反則バックブロー&審判パンチも悪びれず「みなさんが希望しているような戦い方しかしてません」

 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 元K-1ワールドGPスーパーライト級王者・安保瑠輝也(29)が、元K-1ワールドGPクルーザー級王者のシナ・カリミアン(36)=イラン=と対戦。RIZINスタンディングバウトルール(ボクシングに準じたルール)、100キロ契約2分6回戦で行われ、3-0の判定で安保が勝利した。

 2回、安保が右フックを側頭部、左フックを顎に当てたが、効かず。一方、カリミアンのパンチは空を切る場面が目立ち、挑発を続けた。

 ハプニングが起こったのは最終6回。フラストレーションのたまったカリミアンがこの試合では反則のバックハンドブローを繰り出すと、安保も対抗してバックハンドブロー。再びカリミアンが止めようとする審判にカリミアンのパンチが当たり、騒然とする場面もあった。

 試合後の会見で、物議をかもした審判へのパンチについて「戦いです。試合です。これは格闘技です。ヘビー級がやりあっているところではそれを止められる方でないといけないと思う。殴りたい気持ちはこれっぽっちもない。たまたま熱くなった。正直にいうと、何が起こっているか分かってないですけど、もしレフェリーに当たっていたなら、ごめんなさい」と平謝り。バックブローについては「戦いですから、自然と出てきたものであって、別に狙ったものではない。間違いをしたことはありませんか?みんなそうだと思いますけど」と一切悪びれる様子はなかった。

 試合中は安保の攻撃が効いていないといわんばかりに煽ったが、対戦後の印象については「絶対弱い」と日本語で一蹴。身長2メートルのカリミアンは今年10月のK-1でクラウディオ・イストラテと対戦した際、後頭部を殴られたとアピールして倒れ込み無効試合となった。12月のK-1での木村太地戦ではローブローを放って無効試合となるなど、毎試合物議を醸しているが、これについて「みなさんが希望しているような戦い方しかしてません。そういうことをしなければ(記事を)書くことがないんじゃないですか」と報道陣のためだと話した。

 本大会はABEMA PPVにて視聴できる。

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