元幕内力士圧倒のエドポロキング「人生で一番気持ちいい!」BD出身身長204センチの大型巨人
「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)
BreakingDown(BD)で注目を集め、RIZIN初参戦となるエドポロキング(23)=ルーツ=が大相撲元幕内貴源治の貴賢神(27)=フリー=に挑み、1回3分22秒で衝撃のKO勝ち。圧倒的なリーチを生かした打撃で優位に進めると、貴賢神に押し込まれたが、膝蹴りで反撃。最後は右膝からのラッシュで圧倒した。
ナイジェリア人の父と韓国人の母を持ち、恵まれた体格を持つ。身長204センチはRIZIN史上最長身となった。元高校球児で通算28本の本塁打を放ったという怪物は、22年に総合格闘技に転向し、23年にはBDに初登場した。
MMAデビュー戦で元幕内力士を圧倒。最後は飛び膝蹴りから顔面へのパンチのラッシュでKO。「1発目のジャブが入って、自分の距離で行けると思ったんで行きました。人生で一番気持ちいい!」とフィニッシュシーンを気持ちよさそうに振り返った。
規格外の23歳はRIZINデビュー戦勝利にも「ここで満足せず、地に足つけてコツコツ頑張ります。押忍」と今後について謙虚に語った。体格的には世界のヘビー級でも戦えそうだが「今は世界とかいうレベルじゃないんで、世界と戦えると思ったら世界に行くし、時期尚早」と焦らず。「自分が一番分かっているというか、自分に足りてないものが見えた」とし、「3年4年でUFC行きたいです。それが目標です」と未来予想図を描いた。