コーンロウヘアの堤駿斗が8回TKO勝ち 計量失敗にからの再起戦を飾り「前回の失態から8カ月。このリングに戻ってこれたことを本当に感謝」

 1回、左フックがアルバラード(左)の顔面にヒットする(撮影・園田高夫)
 8回、レネ・アルバラード(右)をTKOで破り雄たけびを挙げる堤麗斗(撮影・園田高夫)
 1回、堤麗斗がアルバラード(左)のボディに右フックを浴びせる(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦」(31日、大田区総合体育館)

 堤駿斗(志成)が、元王者のレネ・アルバラード(ニカラグア)に8回1分55秒でTKO勝ちした。戦績は6戦6勝(3KO)無敗。

 髪を編み込んだコーンロウヘアで登場した堤は1回はカードを固めて慎重に試合を進めながらも、右ボディーを的確にヒットさせた堤。2回は先に左ジャブを出しながら、強い右を打ち込みペースをつかんだ。5回は強い右ストレート、左フックで相手をぐらつかせ、ロープ際へ追い込んだ。

 8回は強い右を何度も打ち込みコーナーで猛ラッシュ。たまらずレフェリーが試合を止めた。

 「前回の失態から8カ月。このリングに戻ってこれたことを本当に感謝しています。変わらず応援してくださった方々のおかげだと思っています」と神妙に話した。

 堤は4月のフェザー級での試合で前日計量に失敗。6カ月のライセンス停止処分を受けていた。今回はスーパーフェザーに階級を上げての再起戦。1・8キロ重くなったことで、「体調を崩すことなくここまでしっかり来られて、スパーリングでも力が湧いてくる感じ。最後まで快調に減量できましたし、適正階級なのかなとすごく実感している」と減量苦から解放され、調整への手応えを口にしていた。

 堤はアマチュア時代に「13冠」を達成し、井上尚弥2世とも言われた逸材。

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