元谷友貴が完勝も反省「試合内容的にはしょっぱい」“超新星”秋元強真を下して井上直樹との再戦権利ゲットも

 対戦が決まった元谷友貴(左)と井上直樹(撮影・金田祐二)
 秋元強真を投げる元谷友貴(撮影・金田祐二)
 秋元強真のバックをとる元谷友貴(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 RIZINバンタム級次期挑戦者決定戦で元DEEP2階級王者の元谷友貴(35)=アメリカントップチーム=が、秋元強真(18)=ジャパントップチーム=に3-0で判定勝ちを収めた。

 35歳のベテランテクニシャンが、7戦無敗を誇っていた18歳の“超新星”にプロ初黒星を与えた。スタンドで戦いたい秋元に対し、1回終盤からギロチンチョークで締めるなど、終始得意の寝技で主導権を握った。3回まで徹底的に組みついて秋元を完封。ただ、試合内容は「打撃でもやり合いながら、全局面で組みも使ったり色々使って勝とうと思っていた」という自身が試合前に描いていたものとは違い、「勝ててうれしいけど、試合内容的にはしょっぱい」と反省した。

 この試合の解説を務めたバンタム級王者・井上直樹との挑戦権を手にし、2025年3月30日の「RIZIN50」(あなぶきアリーナ香川)での対戦が決まり、「こんな試合をして本当に井上選手の相手が務まるのかと言われる思うんですけど、しっかり良い試合ができるように頑張りたい」と気合。2020年末の「RIZIN26」で敗北を喫して以来のリベンジマッチとなるが、「(敗れた)前戦は僕の中で自分の動きができていなかったというか、自分の力をちゃんと発揮できていなかった」と不完全燃焼だったことを告白。「しっかり自分の力を出すことを目標にしたい。ちゃんと自分の力が出せれば良い勝負はできると思う」と好勝負を自ら期待した。

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