OZAWAが清宮からGHC王座を強奪し「清宮に勝ってうれしいな~」と勝利の舞「これからはOZAWAさんと呼べ!」
「プロレス・ノア」(1日、日本武道館)
GHCヘビー級、タッグ、ナショナル、ジュニアヘビー級、ジュニアヘビー級タッグの五大タイトルマッチが行われた。
◇ ◇
メインで行われたヘビー級は第45代王者・清宮海斗からOZAWAが王座を強奪し、第46代王者となった。清宮は8度目の防衛に失敗した。
11・17名古屋大会で清宮とオールレベリオンを裏切り、チーム2000Xに加入したOZAWAは、清宮の同棲疑惑、パワハラ疑惑、喫煙疑惑を次々と暴露。ダークヒーローへの道をばく進するOZAWAを、ファンは支持した。
この日は序盤からOZAWAコールが起き、清宮はやることなすことブーイングが飛ぶ。OZAWAが清宮のハイアングルなジャーマンスープレックスホールドをカウント2で返すと大OZAWAコールが起き、清宮はあぜんとした表情だ。
25分過ぎ、レフェリー不在の中でチーム2000Xの新メンバー、オモス(WWE)が花道に姿を見せ、気を取られた清宮の急所を蹴り上げたOZAWAがおきて破りの逆シャイニングウィザード。清宮がカウント2で返すとブーイングと大OZAWAコールが起きる。
OZAWAはバックドロップの体勢でリフとするとシットダウン式パワーボムでたたきつけ、リアルレベル(フェニックススプラッシュ)からの片エビ固めで29分34秒のロングマッチに終止符を打った。
ダウンした清宮を踏みつけたOZAWAは「こんなヤツがノアのトップにずっといるから今の惨状があるんじゃないか?オイこの雑魚!雑魚は帰れ!」と蹴り飛ばし、「次は拳王と遊んでやる!」と試合中にOZAWAの松葉づえ殴打を止めた拳王との抗争を宣言。
バックステージでは「清宮に勝ってうれしいな~」と歌い踊り、「この俺が一番強くて一番偉いんだ。これからは俺に敬意を持ってOZAWAさんと呼ぶんだ!」とノア勢に命令。拳王に対しても「オマエは今日KENTAにも負けた。夜眠る時も僕はOZAWAさんよりも弱い!朝起きるときも僕はOZAWAさんよりも弱いと心に刻んでから起きるんだ。オマエはクソ雑魚だからベルトはかけない!」と超上から目線で通告した。
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タッグは第67代王者の丸藤正道、杉浦貴組にジャック・モリス、オモス組が挑戦。身長221センチ、体重179キロのオモスがトップロープをひとまたぎしてリングインするだけで場内はどよめく。
ベテランの王者組もオモスには歯が立たず、最後はオモスが超ハイアングルなショルダースルーから必殺のダブルチョークスラム(ネックハンギングツリーボム)を丸藤に炸裂させて10分48秒、体固めで王座を奪取した。王者組は5度目の防衛に失敗し、GHC王座がWWEに流出する非常事態となった。
モリスは「俺はベストのリビング・ジャイアントだ。スーパーヘビー級じゃない、スーパーメガ級だ。誰も俺には触れられない」と豪語。杉浦は「何が通用するのかも分かんない」、丸藤は「マジで星飛んでる」とお手上げの様子だった。
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ナショナルは第13代王者の征矢学にマサ北宮が挑戦。北宮の監獄固めやセントーン、パイルドライバーなどのパワフルな攻めをしのぎきった征矢が12分51秒、情熱DDTからの片エビ固めで4度目の防衛に成功した。
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ジュニアヘビー級は第56代王者のダガにEitaが挑戦。三本勝負で行われ、Eitaが1-1からの三本目、サラマンダーでダガを仕留めて第57代王者となった。ダガは2度目の防衛に失敗した。
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ジュニアヘビー級タッグは第61代王者のHAYATA、YO-HEY組にAMAKUSA、宮脇純太組とアレハンドロ、カイ・フジムラ組が挑戦する3WAY戦で行われ、HAYATAがアレハンドロを8分2秒、403インパクトからの体固めに仕留め、5度目の防衛に成功した。
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