IWGPタッグはAEW流出 ヒロムはヤングバックスに挑戦要求「俺はもうトランキーロでいられない」

 「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム)

 米AEW、米ROH、メキシコのCMLL、日本のスターダムとの合同興行「レッスル・ダイナスティ」が開催され、3WAYで行われた第106代IWGPタッグ王座決定戦は、米AEWのヤングバックス(マシューとニコラスのジャクソン兄弟)が2018年9月以来の王座返り咲きを果たした。

 ヤングバックス、内藤哲也&高橋ヒロム、ジェフ・コブ&グレート-O-カーンの3組による争いは、マシューがヒロムにノーザンライトスープレックス3連発を見舞い、内藤とヒロムを同時にノーザンで投げれば、オーカーンはヤングバックスと内藤、ヒロムを次々にスロイダーで投げ捨て、コブはヤングバックスをまとめてジャーマンスープレックスで投げるなど各自が持ち味を発揮、。マシューとヒロムが合体して雪崩式ブレーンバスターでコブを投げる3ウェイならではのシーンも実現した。

 そのなかでもヤングバックスは頭一つ抜けたチームワークで、オーカーンにダブルのスーパーキックを放つと、合体技のトニー・カーン・ドライバー。13分46秒、片エビ固めでマシューがオーカーンを押さえた。

 マシューは「2週間くらい前に、応援してくれるか不安になった」と、久々の新日本マットでナーバスになっていたことを告白。「みんなが名前をコールしてくれてうれしかったし、信じられなかった」と喜んだ。ニコラスは「6年は長い。ヤングボーイたちがたくさん育っていて素晴らしいと思った」と、新たな顔ぶれが加わった新日本に時の流れを感じていた。

 ヒロムは内藤に「チャンスが少しでも転がってるならつかみたい気分ですよ。ワールドタッグリーグ戦に優勝したチームと世界最高と言われるヤングバックスの試合、見たいんじゃないですか?俺はやりたいですね」と提案し、内藤に「答えは分かってるよね?」と返されても「どうせトランキーロ(あっせんなよ)でしょ?一番嫌いな言葉っすよ、俺はもうトランキーロでいられない。貪欲に、強欲につかんでいきたい」と、アクティブに語っていた。

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