井上尚弥 代役挑戦者は“トラブルメーカー”大橋秀行会長も苦笑い「ちょっと嫌な予感が…」WBO世界11位の韓国選手、日本人に7戦全勝

 大橋ジムは11日、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32)=大橋=が24日に有明アリーナで行う防衛戦の対戦相手を、WBO同級11位のキム・イェジェン(32)=韓国=に変更したと発表した。本来は昨年12月24日にサム・グッドマン(オーストラリア)の挑戦を受ける予定だったが、来日直前に左目の上を負傷。試合が1カ月延期され1月24日に実施されることになったが、この日、グッドマンが再び左目上を負傷したため試合中止が決まった。

 横浜市内で会見した大橋秀行会長は、この日早朝にグッドマン陣営から連絡があったと明かし、あらかじめリザーブを用意していたため「想定内。こういうこともあるかと」と話した。

 代役に決まったキムは25戦21勝(13KO)2敗2分の右オーソドックスのタフなカウンターファイター。オーストリア・ブリスベンのユナイテッドファームチームに所属し、元WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(オーストラリア)とスパーリングし、井上戦に臨むという。

 リングネームは「トラブルメーカー」。2016年にIBFアジアスーパーバンタム級タイトルマッチでストロング小林佑樹(六島)を12回判定で、19年にはWBAアジアスーパーバンタム級王座決定戦で小坂遼(真正)を9回棄権で退けるなど、過去日本選手とは7戦7勝。大橋会長は新挑戦者の資料を読み上げると、「リングネームは“トラブルメーカー”。ちょっと嫌な予感がするんですけど」と、本物のトラブルメーカーに振り回された直後とあって苦笑いしつつ、「いい試合をやれるように期待したい」と語った。

 キムは大橋ジムを通じ、「井上選手がスーパーバンタム級に上げてから、いつか戦う相手として常に想定し研究もしていた。いつでもリングに上がれる準備はできている。私は日本人選手に7戦7勝で、キャリア最大の大一番で8勝目を飾りたい」とコメントした。

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