ボクシング 痛恨の体重超過から再起、27歳木村蓮太朗が120秒KOで復活星「今年必ずタイトル取る」6カ月ライセンス停止、引退よぎるも現役続行

 「ボクシング・8回戦」(14日、後楽園ホール)

 元アマチュア3冠で元日本フェザー級1位の木村蓮太朗(27)=駿河男児=が、竹本雄利(28)=クラトキ=に1回2分KOで勝利した。昨年5月の前戦では前日計量で1・5キロの体重超過を犯し、JBCから6カ月間のライセンス停止処分を受けたが、8カ月ぶりの再起戦で完全復活をアピール。「1ラウンドで倒せて結果的に良かった。5月は体重オーバーでプロ失格と自分でも思った。ボクシングを(辞めるか)どうしようかと不安定だったが、この4カ月は死ぬ気で頑張ってきた。必ず結果で返していくので、今年は必ずタイトルを取って上に行きたい」と力強く宣言した。

 木村は圧力を掛けながら相手をコーナーに追い込むと、強烈な左ボディーを打ち抜いて一撃で倒した。相手は10カウントを聞いても立ち上がれず、わずか120秒のKO劇。必殺の左フック、左アッパーを温存したまま快勝し、「今回はビッグマウスではなく、自信があった。最大の武器を使えば(国内)チャンピオンも倒せる」と手応えをのぞかせた。

 痛恨の計量失格を経て、今回は59・5キロ契約の8回戦で戦ったが、計量も楽々クリアした。今後は本腰を入れてスーパーフェザー級で戦っていく考えを示し、「この先、僕の試合はKOしかありません。次の試合はスーパーフェザー級でタイトルを狙っていく」と宣言。日本王座、東洋太平洋王座、WBOアジア・パシフィック王座の3タイトルに照準を合わせ、年内にもベルトを奪取することを誓った。

 戦績は9勝(5KO)1敗。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス