井上尚弥「肩の荷が下りた」精神的疲労とともに達成感 金芸俊の挑発には「ちょっとムッとはした(笑)」
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(24日、有明アリーナ)
統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、WBO同級11位の挑戦者・金芸俊(32)=韓国=を4回2分25秒KOで下し、WBCとWBOは4度目、WBAとIBFは3度目の防衛に成功した。10戦連続KO勝ちで、日本選手歴代1位の世界戦勝利数を24に伸ばした。王座戦は当初、昨年12月24日に開催予定だった。対戦予定だったサム・グッドマン(オーストラリア)が2度負傷。試合が1カ月延期された上に、今月11日に急きょ対戦相手が変更となった。以下、井上尚弥との一問一答。
◇ ◇
-金に“来い”と手招きされたシーンは。
「ちょっとムッとはした(笑)。絶対に倒してやろうと思った。『そんなことしなきゃいいのに』と思いながら試合をしていた」
-試合を終えての気持ちは。
「疲れた。試合で疲れたというよりも2カ月間でいろいろあったし、中止、対戦相手の変更、肉体的ではなく精神的に正直きつかった。こうやって無事に勝つことができて、肩の荷が下りた。どっと疲れがきた」
-延期によって調整期間が延びた影響は。
「動きは悪くなかった。一つの調整方法として、自分の中に取り入れたい」
-相手の印象。
「全てが分かる前に終わってしまったというのが、言い方としてあっている」
-階級を上げるプランはあるか。
「すぐに上げることはない。まだスーパーバンタム級で戦わないといけない相手もいる。大橋会長と話していきたい」
-描いているボクシング人生は。
「この先どんなボクシングドラマが待っているかは分からない。引退した時に、自分がどう感じるかを大事にしながらボクシングをしている」
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