「ＲＩＺＩＮ．５０」（３０日、あなぶきアリーナ香川）

　鈴木千裕が再起戦でカルシャガ・ダウトベックと対戦。３ラウンド激闘の末、１－２の判定負けを喫した。

　壮絶な打ち合いで、両者から流血。最後まで打ち合う激闘となったが、判定は僅差でダウトベックに軍配が上がった。

　鈴木は５月４日のＲＩＺＩＮ男祭り（東京ドーム）で朝倉未来の対戦候補として名前が挙がっていたひとり。だが、２９日の「ＲＩＳＥ　ＥＬＤＯＲＡＤＯ　２０２５」でミゲール・トリンダーデにＴＫＯ負けを喫したＹＡ－ＭＡＮに続いて、無念の結果となった。

　この結果に中継で解説を務めていた朝倉未来は「めちゃめちゃ良い試合だった。気合と根性が伝わり、レベルの高い打撃戦だった。刺激を受けましたね」と敬意。鈴木、ＹＡ－ＭＡＮの対戦候補が相次いで敗れたことに「ここまで激闘した選手とは戦えない。ＹＡ－ＭＡＮしかり。あまり無理はさせられない」と語った。

　当初、朝倉は平本蓮との再戦が決まっていたが、平本の負傷により消滅。対戦相手の候補として、ＹＡ－ＭＡＮ、鈴木が挙がっていた。

　朝倉は意中の相手を聞かれ、「本当にいなくなって困ってる。ずっと練習は続けているが、今日またいなくなっちゃったので。どうなんのかな。僕が早く知りたい」と語った。